海外旅行（フィリピン）

良い事なんですが　今の私情をはさんでこれを考えるのはいかなものか　と　思います。

何も問題無い時に考えて欲しい物です！！

女性天皇の容認視野
　女性天皇の是非を検討する政府の「皇室典範に関する有識者会議」（座長・吉川弘之元東大学長）は二十六日、第十回会合を首相官邸で開き、これまでの議論を集約した論点整理をまとめた。論点整理は女性天皇の容認を視野に、皇位継承資格者の拡大を明記し、旧皇族の皇室復帰による男系継承の維持も併記した。今後、論点整理をたたき台に議論を進め、今秋に最終報告をまとめる。

　論点整理は、皇位継承資格を男系男子に限定した現行皇室典範と現在の皇室の構成では「早晩、皇位継承資格者が不在となる恐れ」があることを指摘。安定的な皇位継承を可能にするためには、「皇位継承制度のあり方を早急に検討することが必要」と結論付けた。

　女性・女系天皇を認めた場合の継承順位のあり方としては、（１）天皇直系を優先に、男女を問わず出生順に継承順位を決める長子（第一子）優先（２）天皇直系を優先に、兄弟姉妹間では男子優先（３）直系よりも男子を優先－の三つを列記した。

　継承順位の検討に際しては、▽裁量的な判断や恣意（しい）が入る余地がないもの▽継承順位がなるべく早期に確定するもの－など五点に留意するとした。また、女性天皇の問題として「皇位の男系継承の伝統に反し、天皇の正統性に疑問が生じる」などの意見があることも指摘した。

　男系継承維持の具体策については、「旧皇族やその子孫のうちの男系男子を対象として、現在の皇族との養子縁組や婚姻、または単純な復帰・編入といった方法により皇族とする」とした。同時に、「一時的に男系男子の皇位継承資格者が確保されても、非嫡出子による継承がない限り、男系男子の継承はいずれ難しくなる」など、四点の問題点も列挙した。

　最終報告に向けた基本的な視点としては、新たな皇位継承制度は（１）国民の理解と支持を得られるもの（２）伝統を踏まえたもの（３）制度として安定したもの－であることが必要だと指摘した。

◆論点整理のポイント

▽現行の皇室典範を前提にすると早晩、皇位継承資格者が不在となる恐れがある。皇位継承制度には（１）国民の理解と支持（２）伝統を踏まえたもの（３）制度として安定したもの－が求められる

▽皇位継承資格　男系男子維持では旧皇族やその子孫を対象に現在の皇族との養子縁組や婚姻、単純な復帰・編入という方法が主張されている。一方、男系皇族女子や女系皇族も皇位継承資格を有するとの主張がある。これらの違いは、天皇との血縁が遠くても、また現時点では皇族でなくても男系男子が皇位を継承すべきか、近親の皇族が継承することが自然かによる

▽皇位継承順位　男系男子に限定の場合、現行の皇位継承順位を維持。男系皇族女子、女系皇族に拡大する場合（１）長子優先（２）兄弟姉妹間で男子優先（３）直系女子より男子優先－の方法がある

▽皇族の範囲　皇位継承資格、皇位継承順位の検討結果に応じ、具体的内容、皇族の規模を適正に保つ仕組みが論点となる





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