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不思議の国のアリスをモチーフにキャンペーンフィルムを作ったらトリップし過ぎて大変なことに!2014年08月30日 ι コメント(11) ι 動画 ι サブカル・アート ι 【マルアイ】【ディズニーキャラクター】【disney_y】 Disney不思議の国のアリス ● 金封 キ-D304【05P31Aug14】 米国立精神衛生研究所が1971年に製作した「知りたがりのアリス」は、薬物濫用の危険性を子供たちに啓蒙するためのキャンペーン映画だった。・・・ だったはずなのだが、溢れる創造性でボタンをかけ間違えてしまったようで、当初の目的をよそに、斬新でサイケな幻覚に彩られたドラッグによるトリップ感覚を全面に押し出した作品になってしまった。 スポンサードリンク 200 9 https://www.youtube.com/watch?v=f1fc-h018Uo&feature=player_embedded Curious Alice, 1971 以下はナショナル・アーカイブで、オードリー・アミドン女氏が本作品の犯したミスについて解説したものだ。 知りたがりのアリス(1971年)—本を読んでいたアリスが居眠りをすると、そこにはタバコや酒、薬が並んでいる。どうやらここにはありとあらゆる薬物があるらしい。アリスが「私を飲んで」というラベルが張られたボトルを見つけると、ドラッグらしきものが入っていることに気がつく。 こうした「知りたがりのアリス」のストーリーは、アリスのドラッグによるトリップ感覚を表現しつつ展開して行く。残念なことに、このトリップ感覚はある種の楽しさを感じるもので、ドラッグの危険性を訴えるメッセージを弱めてしまう。 ところが作品の映像は非常に幻惑的で、そのメッセージに意識を向けることを困難にしてしまっている。しかもドラッグ使用者はマンガのキャラクターで、現実の人々やドラッグ問題とは何の関係もない。 さらにメッセージを誤解させる要素に、「知りたがりのアリス」は情報のバランスがとれていない点が挙げられる。子供に関連した状況に焦点を当てるかわりに、ドラッグがどのようなものか、そしてその名称についてばかりを子供に伝えている。 アミドン氏の分析はさらに続くが、結論としては「知りたがりのアリス」は、欠陥はあるもののかなり出来がよく、失敗作として片付けることはできないとしている。 本アニメーションは、結局のところ優れた作品なのだ。だが、かろうじて物語の体をなす詩的な台詞回しやテーマ構成は完璧に混乱しており、本作品を制作したデザインセンター社のスタッフが米保健教育福祉省と米国立精神衛生研究所に提出されるはずの本作品の性質を本当に正確に把握していたのだろうかと疑わせるほどだ。 via:io9・原文翻訳:hiroching ▼あわせて読みたい ダリが描くと、「不思議の国のアリス」の世界はすごく不思議に満ち溢れていた 不思議の国のアリスのモデルとされている女性「アリス・リデル」 古典的禍々しさが西洋ホラーを感じさせる、モノクロームな不思議の国のアリスの世界 1人のアーティストが薬物を摂取しながら自画像を描き続ける終わりなき人体実験 LSDで敵を無力化できるのか?英国軍と米軍が行った薬物投下実験。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.08.31 03:45:40
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