カテゴリ:犬と猫
捨てられていた1匹の犬と2匹の子猫。犬は必至に子猫たちを守ろうとしていた。母性愛は海よりも深い。そこに種の違いなど存在しないのだ。米テキサス州ヒューストンに住むカメラマンのロビン・アロウティは、友人から、近所の芝生に捨てられた3匹の犬猫が身を寄せ合っているという電話を受けた。動物を愛し、救済活動も行っているアロウティが、早速現場に行ってみると、1匹のヨークシャテリアが、ほかの2匹の子猫をまるで母猫のように守っていた。 アロウティはこの種の違った3匹の家族のモノクロ写真を撮り、自身のブログに掲載した。写真のタイトルは『まだあなたが知らないこと』。 カメラマンとして、また、動物たちを救済する活動に参加しているアロウティは、写真を通してこの犬猫たちのことを世間に知ってもらい、彼らに住む家を見つけてやることが大切だと思ったのだ。 「安全な住処を一刻も早く見つけてやるために、この子たちのことを広く知ってもらわねば」。 アロウティが初めて3匹のところに駆けつけたとき、メスのヨークシャテリアは、2匹の子猫を必死に守ろうとしていたという。子猫たちを離すまいと、近づくものに敵意をむけてきたそうだ。 しかし、アロウティに害がないことがわかると、ヨークシャテリアは徐々に好意的になっていったそうだ。ヨークシャテリアはダッチェス(公爵夫人の意)と名づけられた。子猫たちはウィリアムとケイトという名前をもらった。 「写真を撮ってから、子猫たちをカゴに入れようとすると、ダッチェスは目を光らせながらしばらくまわりをうろうろしていた。それからやっとのことで触らせてくれた。そしてわたしの膝に飛び乗ると、右頬にチュッとキスをしたのよ。それは彼女なりのお礼の表現方法だったとわかったの」。 ひょっとしたらダッチェスは最近、自分の子供たちと引き離された体験をしたのかもしれない。子猫たちをまるで本当の自分の子どものように愛しむ、母の愛情にあふれた彼女のこんな行動は、そこからきているのかもしれないとアロウティは思っている。 アロウティのブログには次のようにつづられている。 彼らはなぜ、このようなことになったのか知らなかった。 ダッチェスとウィリアムとケイトは、現在とても元気で、バスター・フレンズ救済センターに引き取られて世話をされている。数週間以内に正式に飼い主が決まるだろう。3匹一緒に家族に迎え入れてくれたらいいね。 ▼あわせて読みたい このママじゃなきゃイヤ!育児放棄されたオオカミの赤ちゃんが選んだのはダルメシアン 孤児になったアルマジロの赤ちゃんを家に連れてきたら、犬が突然お乳がでるようなり我が子として育て始めた。 子ネコと子リスをわけへだてなく育てるネコのおかあさんと子どもたちのほのぼの写真 毛色は違っても愛し合える、わかり合える。種類の違った動物を我が子としてかわいがる動物たちの画像 これぜーんぶあたしの子!子猫と子アヒル3匹を抱きかかえる母猫のいる風景 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.12.03 21:51:43
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