カテゴリ:猫
科学技術の進歩に貢献した11匹の猫お猫様(TдT) アリガトウ なんだか(´;ω;`) 2014年12月 ι コメント(24) ここに上げる11匹の猫は、様々な形で科学技術の進歩に貢献した猫たちだ。 中にはひいき目に見ているものや逸話なども含まれているが、猫がそばにいるだけでインスピレーションが沸き起こり、それが新たなる発見につながったというケースもあるようだ。 11. クローン猫2001年、テキサスA&M大学で実施された”オペレーション・コピーキャット”によって、世界初のクローン猫の「CC」が生み出された。その方法は、メスの三毛猫レインボウから採取したDNAを、核を切除した卵細胞に移植し、その胚を代理母アリーに移植するというものだ。 CCとレインボウの遺伝子は全く同じだが、両者は全く似ていない。これは猫の毛皮の色は後成的変化、すなわち猫のDNA周りのパッケージングによって変わるからだ。2011年の時点でCCはまだ健在であり、数匹のまったく普通の子猫を出産している。 10. 天文猫天文学者エドウィン・ハッブルの腕に抱かれた猫「ニコラウス・コペルニクス」の名は、もちろん地動説を唱えたかのコペルニクスにちなんだものだ。米カリフォルニア州サン・マリノにあるハンティントン図書館では、ハッブルが宇宙の膨張を思いつくヒントを、猫のニコラウスがもたらしたことを示唆する、ハッブルの妻によって書かれた手紙が見つかっている。 「大きなデスクで仕事をしていると、ニコラウスが目一杯身体を伸ばしておごそかにページの上に寝そべった。エドウィンの説明では、あの子は手伝いをしていたのだとか。」 9. 無線電信猫伝聞によると、アインシュタインは無線電信の仕組みを説明するために猫を使ったことがあるらしい。 「いいかね、有線電信は一種のそれはそれは長い猫だ。ニューヨークにある猫の尻尾を引っ張れば、ロサンゼルスにある頭がニャーと鳴く。わかるかい?ラジオもこれと全く同じ原理さ。ここで信号を送ると、向こうでそれを受信する。違いは猫がいないってことだけだ。」 …ただし、残念ながらこの逸話の出所は確認できていない。 8. スパイ猫1960年代にCIAは”アコースティック・キティ作戦”を実施した。この作戦は、猫を訓練して、ソ連側の会話を盗聴しようと目論むものだった。猫の耳の中にはマイクが埋め込まれ、首輪付近の送信機で尻尾のアンテナから情報を飛ばすのだ。 しかし、残念なことにスパイ猫第1号は訓練が終わった直後にタクシーに轢かれてしまった。そして1967年の記録にはこうある。「本計画は、実用面において、我々の高度に特殊なニーズを満たすことができないと思われる。」 7. 生体工学猫痛々しい(/ω\*) 2010年、写真の猫、「オスカー」は人工装具の足を足首の骨に直接とりつけた世界初の猫となった。骨内経皮切断補綴法(ITAP)と呼ばれるこの技術は、多孔性の鹿の角をまねて、肉と金属が汚れや細菌が入らないようにしっかりと癒着させることを可能としたものだ。 ITAPは人体でも試験され、取り外し可能な装具よりも遥かに快適な付け心地を実現している。 6. 蛍光猫 2011年、遺伝子を改変して生み出された蛍光猫には、猫エイズへの耐性を持たせるための遺伝子が与えられていた。耐性を持たせる遺伝子とは別の遺伝子によって光る蛍光グリーンは、問題の遺伝子がきちんと猫のゲノムに移植されたかどうかを示すためのものである。 この猫は猫免疫不全ウイルスに暴露される予定であり、もし首尾よく猫エイズへの耐性を発揮することができれば、人間のエイズ防止法の開発に繋がる可能性がある。 緑色に光る猫、猫エイズに耐性(米研究) 5. 航海の守り神となった猫写真の猫「ミセス・チッピー」は実際にはオス猫だった。彼はアイルランドの探検家アーネスト・シャクルトンによる南極を目指す航海に同伴し、エンデュアランス号に乗り込んでいた。 ソリ犬を除く船員全員に愛されており、ネズミによる感染症防止にも一役買っていた。だが、航海の途中で氷塊に阻まれた船が崩壊し始めたため、シャクルトンはこれを廃棄せざるを得なくなる。そして、その中にはミセス・チッピーも含まれており、船を降りる間際に最後のエサが与えられた。シャクルトンの墓石にはミセス・チッピーの等身大のブロンズ像が鎮座している。 4. 無重力猫猫は常に足から着地するのか?1947年、この謎を解明するために米航空医学局は2匹の猫をC-131に乗せ、放物線飛行を決行した。これによって数秒間の無重力状態が作られるのだが、猫たちにとっては楽しい体験ではなかっただろう。その様子が以下の動画で紹介されている。 https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=O9XtK6R1QAk 結論:猫は常に足から着地するとは限らない。 3. 猫ボクサートーマス・エジソンのチームは1892年にキネトグラフという初期のビデオカメラを発明した。かくして、世界初の猫ビデオが誕生した。 https://www.youtube.com/watch?v=k52pLvVmmkU&feature=player_embedded Thomas Edison - 1894 Boxing cats 2. 弾道飛行猫1963 年、猫の「フェリセット(Felicette)」は初の宇宙飛行を果たした猫の座に輝いた。彼女はパリに居着いた穏やかな野良猫だったのだが、ある日を境にフランス政府の手によって他の13匹の猫たちと共に、加圧室や遠心分離機などの飛行訓練に参加させられることになったのだ。 同年10月18日、フェリセットはフランス製ロケット、ヴェロニクAG1に搭載された特殊なカプセルに乗り込み宇宙へ向けて打ち上げられた。このとき彼女の脳には神経活動を記録するための電極が埋め込まれていたという。160kmの上空に達した後、カプセルはロケットから切り離され、パラシュートで地上まで降下した。 フェリセットは無事この実験から生還したが、脳を検査するために数ヶ月後に安楽死させられている。この歴史的15分を成し遂げた彼女の顔は、今でも世界中の郵便切手で見ることができる。 1. 電気猫クロアチアで生まれ育ったニコラ・テスラには、「マツァク(Macak)」という猫の親友がいた。米公共放送サービスが公開した手紙には、この猫がテスラにインスピレーションを与えていた旨が綴られている。 「夕闇に、マツァクの背中を掻きながら、奇跡を目の当たりにし、驚きのあまり声が出なくなった。マツァクの背中は1面の光で、私の手は大きな音を家中に響かせながら火花を散らしていたのだ…母は魅了されたようだ。”猫との遊びは終わりにして。火事になるわよ”と彼女。しかし、私は上の空で考えていた。自然は巨大な猫なのか?であるなら、背中を掻いていたのは何者だ?…私の子供染みた想像による素晴らしい夜の影響がどれほど重要だったのか語ることはできない。私は来る日も、来る日も、”電気とは何か?”と自分に問い続けた。」 マツァクがいなければ、今日の電気製品に電力を供給している交流電流を、テスラが発明することはなかったのではないだろうか。 第一次世界大戦中、大活躍した猫たちの歴史的写真 宇宙に旅立っていった動物たち 「シュレーディンガーの猫」実験を再現したら衝撃の結末が!ショートフィルム「シュレーディンガーの箱」 野生動物の家畜化を実験・研究するロシア、ノボシビルスクの施設を訪ねて 人間と動物のハイブリッドを作り出す実験を禁止する法案(米ミシシッピ州) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.12.06 01:53:05
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