統合失調症を発症したイラストレーター、ルイス・ウェインの作品変遷が凄まじい。
統合失調症を発症したイギリス人イラストレーター、Louis Wain ルイス・ウェイン (1860〜1939)さん作品をご紹介します。このイラストレーターは猫をモチーフに生涯多くのイラスト作品を残しています。統合失調症を発症する以前は擬人化された猫を描いており、児童書の挿絵を執筆し、新聞、専門誌、雑誌と様々な場所で作品が掲載されました。上の作品はLouis Wainの特徴とも言える全盛期の作品です。晩年は言動や行動から精神病院に隔離されました。その後、病院に移送され死去するまでの9年間を数匹の猫が飼育されていた病院で過ごしました。
統合失調症とは(wiki)より抜粋
・「連想分裂」を中核とする類似の症状の集合から構成される精神病理学
・疾患あるいは障害単位の存在自体がいまだ不明
・多数の発症原因を持つ多数の疾患であると予測されている。
・かつては「精神機能の著しい分裂」を基礎障害とするという意味で意訳され「精神分裂病」と呼ばれていた。
・主要な症状は、基礎症状として「連合障害(認知障害)」「自閉(自生思考等)」であり、副次的に「精神病状態(幻覚妄想)」など多様な症状
・発病率は全人口の約1%程度と推計されている(日本)
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溢れ出る昭和感。平成生まれのイラストレーターが描く絵がどこか懐かしい
宮部みゆきやスティーブン・キングなどの表紙を手掛けたイラストレーター藤田新策の仕事
抜群のユーモアセンスWW切手を中心に絵を描いた封筒が絶妙な面白さ。
ではご覧下さい。まずは統合失調症発症後の第1段階の作品です。猫をモチーフにしています。
第2段階
第3段階
第4段階
第5段階
その他の作品
これらの作品変遷が精神病学の教科書において、病状の悪化として紹介されることがあるそうです。最初の作品から比べると模様や色彩など様変わりしていますね。とても興味深いです。こちらで多くの作品を見ることができますよ。