静岡済生会総合病院(静岡市駿河区)は26日、入院患者35人と病院職員62人の計97人が院内でインフルエンザに集団感染したと発表した。うち肺炎で入院していた70代男性と80代女性がインフルエンザ発症後に死亡しており、病院は「インフルエンザが肺炎を悪化させた可能性がある」と説明している。
病院によると、感染したのは2歳から91歳の男女で、うち1人が重症という。簡易検査の結果91人がインフルエンザA型と診断された。
循環器内科など3科が入る病院南館4階に患者が集中しており、死亡した2人も入院していた。現在は3科の病棟の新規入院を中止し、面会を制限している。