カテゴリ:人間の病気関係
物忘れしやすいヒトに朗報。目を閉じることで記憶がよみがえる確率がアップすることが判明(英研究)「あれ?鍵どこに置いたっけ」。、「スマホはどこだ?」、「パスワード思い出せないきぃいい!!」と、毎日数回は何かを探してたり、物忘れをしている私にとっては朗報かもしれない。 そんな時は目を閉じるといいらしい。新しい研究によると、外側の世界を遮断することで、思い出す力が増強されるという結果が報告された。それによれば、気をそらす要素を排除することで、記憶を思い出すのに必要な脳力を解放することができるという。 英サリー大学の心理学者はこの理論を検証するために、約200人の男女にいくつか短編映画を観てもらい、その内容について質問をしてみた。最初の映画はサイレント映画で、ある家で仕事をする電気技師が盗みを働く姿が描かれている。上映の後、質問に回答してもらう際、半数の被験者には目を閉じて答えてもらった。 すると目を開けて回答したグループでは平均48パーセントの正答率だったが、目を閉じたグループでは71パーセントとかなりの差が出る結果となった。また、質問者に親近感を抱かせた場合はさらにスコアが上昇した。 2本目の映画は、BBCの『クライムウォッチ』シリーズからで、映像のほか音声も流された。そして、これに関しても目を閉じたグループは、映像および音声に関する質問ともに正答率を高めることができた。 これまでの研究では、心の中で忘れたものの詳細なイメージを作り上げることが記憶力の改善につながるといわれてきた。そのイメージを思い描く際、視覚情報を遮断することで、その効果を上げるようだ。 研究者のロバート・ナッシュ博士によると、既にこの効果は実証されており、例えば警察は目撃者に質問する際、目を閉じてもらうことで成果が向上することに気付いていたという。 今回の研究結果が示唆するところでは、聞き込みの際、警察は目撃者と親密な関係を築いた上で目を閉じてもらえば、さらに情報収拾が容易になるだろう。 この目を閉じるという、ごく簡単な技は、暗証番号や買い物リストを思い出す場面など、日常生活の中でも役に立つはずだ。また、数年前の出来事を思い出すなど、直近の出来事でなくても、この技は有効だという。 私の場合、出かける前の忙しいときに、あれ?鍵どこ?スマホどこ?お財布どこ?ってやるから、慌てているので余計に見つからなくなっているわけだけど、そんな時は深呼吸して目を閉じて記憶を思い出してみることにしようと思う。すぐにこの技、使う機会がありそうだし。 なぜ物忘れをするのか? 記憶に関する5つの不思議な事実 失われた記憶を取り戻せるかも!神経細胞が生きている限り記憶を復元できる可能性が示唆される(米研究) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.01.27 18:23:02
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