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これもなの!3Dプリンターで作られた驚くべき10のもの立体的な印刷機、3Dプリンターは、これまで複製が困難だったものを可能にした。こんな未来が来るなんて思ってもみなかった。このままいったら人間のコピーもできてしまうんじゃないの?パーマン2号もよろしくねって感じだ。 てことで、これまでに作られた驚くべき3Dプリンターによる製作品を見ていくことにしよう。 10.アイスクリームMITの3人の学生、カイル・ホーンセル、クリスティーン・バンカー、デイヴィッド・ドンギュン・キムが、既存のソフトクリームメーカーを改造して、3Dプリンターで冷たいアイスクリームを作った。ソフトクリームが押し出されるとすぐに冷凍して、冷やした皿に盛りつけてくれる。まだ開発段階だが、見事に甘いクリームをプリントすることに成功したのだ。今のところ商品化するつもりはないという。 写真:クイジナート(米のフードプロセッサー)のソフトクリームマシン 9. エッシャーのだまし絵だまし絵で有名なエッシャーが考え出した、ありえない構造物の2次元の見取り図は何度見ても飽きない。これは、3次元では存在しえないものだからおもしろいのだが、それが実際にできてしまったら? イスラエル工科大学コンピューターサイエンス教授のガーション・エルバーは、エッシャーの目の錯覚に手を加えて、3Dプリンターで実体化したものを作り出すことに成功した。 https://www.youtube.com/watch?v=cmr4HqjSSw4&feature=player_embedded Escher for Real The Belvedere, Waterfall, Necker Cube, Penrose Triangle 3D Printing from Technion 「物見の塔」や「滝」をどのようにして3Dで作ったのだろうか? エルバーもまた、だましの手法を使ったのだ。この物体は2次元ではもっともらしく見える。だから、3次元の物体でもあるアングルから見れば、その錯覚を複製することができる。コンピューターのデザインソフトを使って、エッシャーの幻視に手を加え、あるアングルからの錯覚を保ったまま、実態をもつ物としてこしらえた。それから3Dプリンターでプリントアウトしたのだ。 3Dでだまし絵を見ているとおかしな感覚になる。一見、よくよく見るとおかしな箇所がなんの問題もないように見えるが、物体を回転させるとぐらぐらするような不安定なものに見えてしまう。 8. 家ちょっと住む気にはならないかもしれないが、中国の企業が3Dプリンターを使って、産業廃棄物をリサイクルした建材で2階建の建物を作った。上海を拠点とするWinsunは、蘇州でふたつのプロジェクトを披露した。ひとつは1100平方メートルの邸宅。もうひとつは6階建ての1ブロック分のアパート。アパートは3Dプリンターで印刷した世界一の高さの建物だという。 アパート1階分は一日で印刷できてしまい、あと5階分を一緒に合わせるだけだ。邸宅の内装と外装もこの会社の3Dプリンター技術を使って作り上げた。会社独自の3Dプリンターは高さ6.6メートルあり、建材を幾層にも重ねていくことによって、密度の高い建材ブロックをつくっていく。“インク”はおもにセメントとグラスファイバーを合わせたものだという。 7. バットマンスーツクリムゾン・クラフツのスティーブン・ディーは、3Dプリンターを使ってバットマンのダークナイトスーツを完全プリントアウトした。ケープとアンダースーツは3Dではないが、あとは見事なつくりだ。 6. 義手『アイアンマン』のロバート・ダウニー・Jr.ではないが、3Dプリンター技術は人工の人間の手をつくり出すこともでき、難病に苦しむ幼い子供の希望をかなえることができた。 キース・ハリスは、先天性異常のために生まれたときから右手が変形していて、母親のキムはこの新しい手があれば、キースが心を開くようになるのではないかと期待している。キースはこの3Dプリンター製の手をE-Nableという団体を通して入手した。本来なら4万ドルもする高額なものだが、ノースカロライナに住むあるボランティアがこの義手を製作し、費用はたったの45ドルだったという。キースの成長に合わせて作り替えることが できる。 5. ダイヤモンドリング3Dプリンター技術はジュエリー界にも参入している。この3Dプリンターはゴールド、ダイヤモンド、パールのリングを作ることが可能だ。アメリカンパールに行けば誰でも、パールやダイヤの入った独自のリングをデザインし、カスタマイズして作ることができるのだ。 デザインを決めて購入したら、そのリングはSolidscapeT76という3Dプリンターで印刷され、3Dの型ができると、それを鋳造装置に移して選んだ金属を注ぎ込む。できあがったら、研磨してリング台に宝石をはめこめばできあがりだ。 4. 犬の義足ダービーは生まれながらにして前足が変形していて、普通に歩けない。そこで飼い主は3Dシステムズとともに解決法を見つけた。ダービーの前足代わりになる義足をプリントしたのだ。 通常と違ってこの義足が丸い形をしているのにはわけがある。ストックのような形の義足だと簡単に地面にめりこんでしまうが、この義足なら小さな障害物くらいなら乗り越えてどんどん進むことができる。飼い主によると、義足をつけたダービーは毎日2~3マイル走っていて、しかも思ったよりずっと早く走ることができるという。確かにダービーも新しい足に満足しているように見える。 https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=uRmoowIN8aY Derby the dog: Running on 3D Printed Prosthetics 3. 医療練習用頭蓋骨2歳のバイオレット・ピートロークの顔の骨は、胎児のときにちゃんとくっつかなかったため、顔面裂という状態になってしまっている。両目は異様に離れているため、ちゃんとものを見ることができないし、鼻にも軟骨がない。 ボストン小児病院のドクター・ジョン・メアラは、3Dプリンターの技術を応用することにした。同僚のドクター・ピーター・ウェインストックが、MRIデータからパイオレットの頭蓋骨の3Dモデルを作った。メアラがその4つのモデルを使って、あらかじめ練習をして、バイオレットの手術のための最善の方法を考えた。 実際の手術では、バイオレットの両目をもっと近づけ、額の大きな穴を取り除くことができた。成長とともにさらに手術は必要だが、練習用頭蓋骨のおかげで最初のステップはうまくいったという。 2. ギターODDギターズはニュージーランドの会社で、選択的レーザー焼結法を使ってギターを製作している。コンポーネントはナイロンパウダーの薄い層を塗っていくことでつくり、それがコンポーネントの特殊部品を正しい位置に取りつけることができる。 https://www.youtube.com/watch?v=MWa8sEgpOrM&feature=player_embedded The Sound of 3D Printed Guitars 層はミリメーターという単位で落とされ、別のパウダーの層が最初の層の上に広げられる。この作業はコンポーネントが完成するまで繰り返し続けられる。 1.スケートボードCGTraderと3DPRINTUKが主催したデザインコンペで優勝したサム・アボットが、世界初の3Dスケートボードを作り上げた。裏面がでこぼこした少し異様な形状だが、長さ77センチのれっきとしたボードだ。移動手段の道具というよりまさに芸術作品だが、もちろん実際に乗ることもできる。 https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=NABeSso09EI 3DPRINTUK make Sam' Abbotts amazing 3D printed skateboard! Check this out! via:oddee・原文翻訳:melondeau お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.02.12 22:31:32
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