カテゴリ:探検隊
思いがけない人のやさしさに触れたとき、そのやさしさは伝播する。アメリカで広がる「ランダムアクト・オブ・カインドネス」今、アメリカで徐々に広まりつつある優しい世界。それは「Randome Act of Kindness(ランダムアクトオブカインドネス)」。と呼ばれるものだ。直訳すると「ランダムな親切の行い」となるが、これが意味するのは「見ず知らずの他人や対象人物を限定せずに、名乗ることなく、思いがけない時、場所で、親切な行いをすること」。日本でいうところの「恩送り」に近い。 見ず知らずの人のやさしさに触れたとき、すさんだ心に暖かい風が吹いてくる。無言の善意は人から人へと伝わり、善意より早く伝わる悪意を凌駕してくれるパワーがある。今回は、そんな「ランダムな親切」を目撃した人、遭遇した人たちから寄せられた心温まるストーリーを紹介しよう。 1.無料クリーニング 失業者の方へ。職探し中でクリーニング済みの洋服を着て面接に行きたい人には、無料でクリーニングのサービスを提供します。 2.クリスマスキャロルの願い 去年5月、アメリカに住む7歳のデラネイ・ブラウンちゃんは白血病と診断された。彼女のクリスマスの願いのひとつは、家の外でクリスマスソングを聞くことだった。彼女のお母さんは、その願いを叶えるため、「チーム ラネイ」というグループをフェイスブック上で立ち上げ、一般人に協力をお願いした。 その呼びかけに応じ、12月22日、約7~8千人の人々がペンシルベニア州ウェスト・レディングという小さな町に集まった。12月20日はデラネイちゃんの誕生日だったこともあり、彼らはクリスマスソングに加え、バースデーソングも歌いデラネイちゃんのお祝いをした。 3.孤児たちの友達 3人の子供が親を失い孤児になったとき、テキサス州のフットボール選手のジェイジェイ・ワット(JJWatt)は彼らに寄付をし、彼らの友達になった。「お金だけ渡して後は知らぬ顔なんてできないからね」。とJJは語ったという。 3.RedboxでDVDを借りようと思ったら・・・ Redboxは、映画やゲームのソフトが借りられる自動レンタル機である。そこで何かかりようとしたら、「これは”ランダムな親切”です。映画を見る時に食べてね」。と書いてあるメモとレンジで作れるポップコーンが置いてあった。とても嬉しくなったよ。 5.ちびっこたちのホッケー試合 転んだ黒チームの子に駆け寄り手を差し伸べたのは敵のはずの白チームの子。とても微笑ましい光景だ。 6.障害退役軍人の壊れた車椅子... ホームセンターにいた障害退役軍人が乗っている車椅子が壊れてしまった。そこへ駆けつけた従業員たちは、「私たちがこの車椅子を新品のようにしてみます」と言いながら、その場で壊れた箇所を修理し始めた。 心温まる物語。退役軍人のバラバラになった車椅子を無償で修理してくれた店員の話(アメリカ) 7.粋なコーチの心遣い アメリカ、テキサス州での出来事。フットボールの試合で、チームAのコーチが自分のチームのファン半分にチームBの応援をするようお願いした。なぜなら、チームBは厳重警戒の青少年矯正施設のチームで、誰もファンがいなかったからだ。 8.紳士の振る舞い 階段を下りてくる荷物をたくさん持ったおばあさんを助けるため、この男性は自分の電車を見送った。 9.一人で掃除をするおばあさん おばあさんがバイクレーンと駐車場の間の道を掃除していた。何をしているのかたずねたところ、「マンハッタンはとても慌しい街でしょ。市の職員だけですべてを掃除するのは大変だろうから、手伝っているの」と答えた。 10.雨の日の自転車 誰かが自転車のサドルに袋をかぶせてくれていた。そこには、こんなメッセージが...「濡れたサドルに座るのは不快でしょ?:)」 11. 一杯のコーヒー スターバックスの袋には「開けてみて!そう、いま手に取っているあなたよ」と書いてある。開けてみると、、スタバのギフトカードとともに「コーヒーを一杯どうぞ。私のおごりです。見知らぬ人より (優しさは人に伝播する)」というメモが残されていた。 12. 本は好きですか? 同じ本を何度も何度も読み返していたホームレス。そのことに気付いた私は、キンドルをプレゼントした。彼は気に入ってくれたようで、いつも肌身離さず手に持っていてくれた。こちらの方がプレゼントをもらった気分になった。 13. 雨と野良猫と傘 野良猫が雨に打たれながら寝ているのを見た通りがかりの男性は、自分の傘を猫の上にそっとかぶせて立ち去っていった。 14. ピザ屋に届いた一通の手紙 「2002年のことになります。私は不渡りになると知っていながら、あなたのピザ屋で個人小切手(パーソナルチェック:アメリカでは個人でも小切手で支払いをできる)を切ってしまいました。当時の私はお金に困っており、家にはお腹をすかせた子供が待っていたのです。 この恥ずべき行為に対して、言い訳するつもりではありません。ただ事実を伝えたかっただけです。とても卑怯なことをしたと、何回も後悔しました。思い切って、自分が何をしたか打ち明け許しを請おうと、ここ数年で何回かお店に行ったのですが、結局勇気がでなく、ピザを食べてそのまま帰ってしまうことが続きました。 この10数年間、必死で働き、堅実な職につくことができました。そして今こそ私の恥ずべき行いの償いをするべきだと思っています。本当に申し訳ないことをしました。 ここに$54.39のお金を同封します。オーダーした$20に、一年で8%の利子があると計算して、13年間分つけたした金額です。」 15. コインランドリーで洗濯をしようとしたら... 「この回の支払いは私にさせてください。良い一日を!」というメモとお金が洗濯機のふた裏についていた。 16. 犬になった小鹿? 車でひかれた母親のもとでじっとうずくまっている小鹿を見つけた。私たちはその小鹿を引き取ることにした。今や、小鹿は自分を犬だと思っているようだ。 17. 緊急医療隊員のやさしさ 近所に住む高齢の男性が、自宅のドライブウェイの除雪をしていた際に、心臓発作を起こし、病院へ運ばれた。男性を助けに来た緊急医療隊員は、彼を病院に運び込んだあと、また男性の家に戻ってきた。男性が途中までしか終わっていなかったドライブウェイの除雪を完了させにきたのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.03.17 15:42:39
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