カテゴリ:動物
撮影するのが難しいフクロウをここまで精悍に接写。イケメンフクロウ図鑑フクロウは写真を撮るのが難しいことで有名だ。この威厳のある鳥は相手を信頼していればツメを隠しているが、プロのトレーナーでさえ心を開かせるのに何ヶ月もかかる。だから、よっぽど親しい間柄にならないと、美しい写真を撮ることは難しいのだ。 これらの写真は、動物写真家のブラッド・ウィルソン氏が撮影したものだが、ウィルソン氏のフクロウに対する愛情が伝わったのか、これほどまでに素晴らしい仕上がりとなった。 ここでは、ウィルソン氏が撮影したフクロウとその撮影秘話を見ていくことにしよう。 メガネフクロウ相手がどんな動物でも、見る側が彼らのスペースに入り込むことはひとつの試練だとウィルソンは言う。とりわけ写真を撮るのが難しいのはフクロウだ。彼らがこちらと直接目を合わせてくれたところをとらえるのは非常に難しい。 ヒガシアメリカオオコノハズクほとんどの鳥と同じように、フクロウもなかなか人間を信頼してくれない。ウィルソンが撮影したフクロウたちは保護区で生活しており、生き延びるためにある程度人間のケアを必要としている。 ニシアメリカオオコノハズクトレーナーは、完全に受け入れてもらえるまでにマンツーマンで数ヶ月過ごさなくてはならない。フクロウはほかの知らない人間は信用せず、そうした人間が近づいてくると攻撃的になる。 メンフクロウフクロウは見慣れないものを怪しむため、プロが使う大きなカメラ機材の後ろに隠れている人間を警戒し、まったく撮影がうまくいかないことがある。トレーナーの腕にずっととまったままで、触らせてくれなかったり、近づくことすらできなかったとウィルソンはいう。 ユーラシアワシミミズク撮影者がしかるべきポーズをとってもらいたいと思っても、トレーナーにポジションを調整してもらわなくてはならない。しかし、フクロウの首は270度回転するので、だいたい彼らは撮影者から顔をそらし、あらぬ方向を向いてしまうのだ。 アメリカワシミミズク正面を向いてじっと見つめている場面は、極めて難しいショットだが、やはりたまらなく魅力的だ。 トラフズクフクロウには、揺るぎないもの、孤高なものが感じられ、それは彼らと一緒のフィールドにいるときに感じる感覚だ。サファリで撮られた写真を見ているときに感じるものより、まさにすぐそばにいて空間を共にしているときに感じるものだという。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.03.15 22:46:37
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