皆さんこんにちは!
すっかりイタリアは秋になり、ラ・スぺツィアもお昼は20度前後の気温となり過ごしやすくなりました。
秋といえば?!
読書の秋?そうだなあ、これを機に久しぶりに単行本でも読もうかあ。。
食欲の秋?食欲は秋じゃなくても絶好調!!!(笑)
行楽の秋?チンクエテッレへトレッキングに行くのも悪くないなあ。。。
スポーツの秋?しばらく休んでいたプールへ泳ぎに行こうかなあ。。。
皆さんは秋といえば何をイメージされますか?
私は秋といえば、やっぱり芸術の秋が初めに浮かびますね!
ここイタリアでも秋に入り、オペラシーズンがそろそろ開幕の季節となりました。
さて、今回は、ラ・スぺツィアからパルマまで約120Km、車だと約1時間半、列車では約2時間で行けます“パルマ・ヴェルディ・フェスティバル2014”をご紹介させて頂きます。
北イタリアのエミリア・ロマーナ州に位置するパルマは、イタリアが誇る大作曲家ジュゼッペ・ヴェルディが生まれたブッセート近郊の小村レロンコーネの近くにあり、ヴェルディが青年時代に、ブッセート、ミラノで勉強した後、パルマの音楽監督試験に見事合格し職に就いたことから(ヴェルディの町)としても知られています。
このパルマ市にある、王立劇場で毎年10月10日ヴェルディの誕生日の日に初日が行われるこの音楽祭、劇場自体は180年以上の歴史を誇り、イタリアで最も耳の肥えたオペラファンが集う劇場といわれ、観客の評価が非常に厳しいことで大変有名です。
去年2013年は、ヴェルディ生誕200年記念の年で、世界中でヴェルディのオペラやコンサートが行われました。
その行事が終わった途端、今年1月世界的に有名な指揮者クラウディオ・アバドが80歳で死去し、大テノールパルマ近郊出身、元祖ベルカント歌いのカルロ・ベルゴンツィが90歳のお誕生日コンサートをブッセート劇場で行った数日後7月末に他界し、9月には1900年代の名ソプラノマグダ・オリヴェロが104歳で帰らぬ人となりました。
ですので、今年の音楽業界は喪中の年とも言われています。
クラウディオ・アバド、カルロ・ベルゴンツィ、マグダ・オリヴェロの映像を貼り付けさせて頂きます。よかったらご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=5YjbEu3e8M0&feature=player_embedded
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=nqpQOFWEstI
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=xvTLEIdNxBU
そんな中、このフェステイバルもなくなるのでは?と一部では噂されましたが、平常通り行われることになりました。
まず、最初の見どころは、コンサートではよく序曲や有名なソプラノ、テノールのアリアを聞きますが、オペラ上演の機会が非常に少ない歌劇“運命の力”で開幕されます。
The Best of Verdi