「成功」という定義は人によって異なるものだ。何を目指しているのか、ゴールをどこに置くかによって、成功への道も大きく違ってくる。しかし、自分なりの「成功」を人生の大いなる目標の一つとしてを成し遂げた人はほとんど皆、その道は険しいものだったと語る。
自分なりの「成功」を成し遂げられず、こうあるべき自分と今の自分を隔てているものとはいったい何なのか?この質問を11,000人に投げかけたところ、衝撃的な答えが返ってきた。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=XZRw91uNMq0
What’s Stopping You From Achieving Your Goals?
誰もがその人なりの成功を夢見ているが、その成功をつかむため、行動を起こすのは簡単ではない。では、人々が実際に行動に移すのを妨げている、一番の原因とは何なのか?
文化、芸術、哲学、宗教などに関するさまざまな思考を提供するメディア会社、ソウルパンケーキが11,000人に「「なりたい自分と現実の自分を隔てているものは何か?」というシンプルな質問を投げかけた。
この世にはいろいろな人がいて、それぞれ異なる人生を送っている。質問に対する答えも様々なものが返ってくるだろうと予想していた。多くの回答が集まるだろうと予想していたのは、下記のような答えだ。
・時間、・お金、・仕事、・健康、・義務、・ストレス、・優柔不断
・怠慢、・疲労、・サポートがない、・気力がない
しかし、実際に一番多かった答えは・・・
恐怖である。人は何かを達成しようとする時に恐怖を感じるという。
動画では、恐怖を克服した6人の物語が綴られている。選択肢は2つ、恐怖に負けるか自分を信じるかだ。
多くの人は夢を諦めている。なぜなら自らにそんな事は不可能だ、誰も理解してくれない、と言い聞かせているから。
常にプレッシャーはあります。僕の作品が嫌いな人もいるだろうし、馬鹿げていると思う人もいるかもしれない。一番の恐怖は、妥協です。
いつも失敗と隣り合わせ。毎年葡萄が木になるのは奇跡ともいえるから。
最初の試合は最悪だった。手ひどくやられたよ。
時には負けるだろう、時に困難で、母親に電話をして涙を流すだろう。
人からはいつも止めておけと言われる。私はそんな状況から離れたかった。
・最初のパンチを繰り出すまでは怖かった。
・作品に注ぐ情熱が、人々の反応の源になる。
・何が起ころうと、時は過ぎて行く。前向きになる方法はいつもある。
・貧しくても自分のやりたいことをやりたい。やりがいもなく、誇れないつまらない仕事をするよりも、リスクをとってでも自分にとって価値のある経験をしたいから。
・リスクがあってもかまわない。その先には素晴らしいものが待ち受けているから。
(彼らの目標とは)
・僕の夢は偉大なプロのボクサーになること。
・自由を象徴するボートが欲しい。
・自分でビジネスを運営してとバリバリ突き進むキャリアウーマンとダンサーになる。
・自分の住みたい世界を作ること。
・果実が実り、最高のワインを届けること。
・アートを作って、人々に届けるこれまでにない方法を見つける。
(成功が意味することは)
・成功とは目標を定めそれに向かってひたすら進むこと。
・成功とは自分自身に満足していること。人生を振り返った時に、いい人生だな、と思えること。
・賛成してくれる人は少ない。リスクをとるなと言う人がほとんど。でも、そんな言葉には耳を貸さないで。絶対に。
例えばこのチャートを見て欲しい。
人々の働く時間は増えたが、実際の給料は減っているということだ。つまり、多くの人にとって、日々の単調な仕事に飽き飽きしていても、将来のことを考えると辞めるという選択ができない状態なのである。
さらに、あなたが本当に現状に窮屈している場合、お金や時間以外にも夢を追いかけることを妨げる要因があるかもしれない。
マサチューセッツ工科大学の貧困アクション研究所の研究者であるヨハネス・ハーショファー氏によると貧困問題は、単なるお金の問題ではなく、心理的な問題でもあるという。
膨大な数の文献によると、貧困が原因となり、人々は多くのストレスを抱えるようになっているという。ストレスを抱えている人はリスクを回避しようとする。そして物事を短的にしか見ない傾向にある。そのため、長期的な利益より、目の前にある利益を選んでしまうのだ。つまり、今困っているのに先の事なんか考えていられないという状態になり、自ら、将来の可能性に足かせを付けてしまう。
ウェブサイト「アトランティック」で経済や労働問題について書いているデレック・トンプソン氏は、同サイト内で「
なぜ貧しい人ほど不利な決断をする傾向にあるのか」?という記事を掲載している。そこで、彼はこのように述べている。「貧困問題で議論や題材になっているのは、貧しい人々ではない。貧しいという状態、そのものなのだ。」と。
すべては個人の決断次第のように見える。それは正しい。結局のところ、全ては本人次第なのだから。だが、さらに多くの人に失敗、拒否、変化などの「恐怖」に立ち向かって欲しいなら、社会のありようを変えていく必要がある。すべての人が、自分の夢を追う事ができる素晴らしい可能性がある社会に。