米シカゴのテラ・アメリカン・アート財団副理事長のエイミー・ズィンクは、自らの仕事着を制服化することが、成功の秘訣だと考えている。
実際に故、スティーブ・ジョブズやフェイスブック創設者であるマーク・ザッカーバーグも同じ色の服を何枚も買って制服化している。
二人の子どもの母親である47歳のエイミーのクローゼットには、まったく同じパンツスーツが6着入っている。毎日その同じパンツスーツにTシャツを組み合わせ、寒い時期にはTシャツをシンプルなセーターに替える。ただし、シルクのスカーフやストール、イヤリング等のアクセサリーと靴はいろいろと所有しており、それを気分によって変えることでおしゃれを楽しんでいるという。
仕事着を制服化し、毎朝何を着ようかと考えるのをやめることで、脳のエネルギー源となるブドウ糖を温存することができる。したがって、オフィスに着いたときからフルチャージの状態で仕事ができるというのがエイミーの主張だ。
『音楽好きな脳』等の著書を持つ米認知神経科学者のダニエル・J・レヴィティンも、「たとえば毎日同じ朝食を摂るとか同じ服を着るなど、生活を単純化することで、ほかの重要な意思決定のための余力が生まれる」と指摘する。意思決定は、たとえばブルーのシャツにするか白のシャツかといった些細な事柄でも、ブドウ糖を燃焼させ、高い地位にある人ほど、そのロスの影響を受けやすいという。
事実、世界で最も成功したビジネスパーソンのなかには、仕事着を制服化している人も多い。アップルの共同創設者である故スティーブ・ジョブズは黒いタートルネック、フェイスブック創設者で現CEOのマーク・ザッカーバーグはグレーのTシャツが“制服”として有名だ。
故スティーブ・ジョブズ
マーク・ザッカーバーグ
この理論でいえば、日本のサラリーマンたちは常にスーツの着回しだし、OLたちも制服があるわけなので、余力が生まれてるっていうわけなのかな?ならば制服がある日本の高校生はかなりブドウ糖を温存させていることになるわけだが、ぶっちゃけ朝、何を着ていこう?と悩んでいる時間は確かにもったいないかもしれないね。服飾デザイン関係の人は別だけど。
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