石鯛倶楽部 極前石会

今年も昨年一昨年に続き国外での仕事が多くなかなか思ったような釣行に行けずまた周りの仲間との都合もつかずモヤモヤした日々が過ぎていっています。 

そんな中去る９月、台風接近中の中チャンスに賭け今年も南西部の某所へ単独釣行へ行ってまいりました。

今回は久しぶりの単独釣行と昨年同時期に良い成果が出たこと、この頃海水温も徐々に下がり始め海も荒れた日があったりで徐々に良い雰囲気になっていた事、次の週からはまた長期出張決定ということで今回の釣行に挑みました。

前週末も台風の影響で釣行断念ということで余計に思いが強く今回の釣行日も

もう一つの台風進路予報も前日のぎりぎりまで待って何とか昼頃までは持ちそうだった為強行しました。 

道中は所々雨も降り一日雨も覚悟しました。

しかし現地に着くと夜中の雨がウソのように止んでおり予報でも午前中は何とかなりそうです。

早々に準備し始めます。ところが・・・

玉網が無い。。。 

久しぶりのこの釣りで肝心の網を入れ忘れてしまい仕方なく引き帰しローカル店で網だけ渋々購入して戻ってきました。

この影響で1時間はロスをしてしまい一番良い地合いを逃したかと少し気落ちしていましたがそれもこの後の釣果で吹っ飛んでしまったのでした。

遅れを取り戻すべく入念に準備をし開始します。

朝から良い潮の流れであたりも中層の餌取りも活発で時折サンバのようなあたりもあり良い感じですが なかなか針にのりません。

今回は前回手に入れたリールを搭載して昨年以上に戦闘力は上げて臨みました。

春には１０ｋｇのカンダイ相手にそのパワーとレスポンスは実証済みの強い味方です。

暫くは手放せなさそうです。

さて朝から良い当たりを楽しみながら7時を過ぎた頃、一発目は訪れました。

いつものようなあたりで最後のあたりで大合わせです。

すぐに奴と確信するあたりで一年ぶりの奴の引きを味わいます。

なかなかの引きで上がってきたのは４６ｃｍの石鯛でした。

これで気も楽になり朝食後もあたりは続きます。

自分なりに試行錯誤をし二時間後にもう一枚３９ｃｍを追加。

こいつは横幅も有りよく引きました。

その後昼過ぎにまた体高と厚みのあるオスの４６ｃｍを追加。

こいつはゆうに５０オーバーの引きを思わせてくれるほど良く引く奴でした。

この頃から次第に天候も斜めになり時折横なぶりの雨をしのぎながらの釣行となりもうおしまいかと思いましたが今日は一日当りが続きます。 

その直後あたりに合わせますが乗らずに上がってきた餌が口ばし状に食われています。

デカイのがいるのを確信した私は辛抱強くもう一度チャンスに掛けます。 

終了間際の頃突然その時はやってきました。 

コン！コン！・・・コン！コン！・・・ゴン！ク～ッ！

一番理想の当りのその瞬間体が自然にすばやく反応し合わせと同時にドンッ！と重みが乗り止まります。

その後やつは前の瀬にもう突進して糸を出そうとしますがこちらも応戦します。

何とか一発目の突っ込みに耐えた後はばらさない様慎重に何度かの締め込みにも耐えました。

そして上がってきたのが６１ｃｍのメスです。 

 これで今日は合計四枚もの良型を仕留める事が出来ました。

後日新聞にも掲載され二年連続のデカバンGETとなりました。

今回の収穫はこの釣り場での潮流と海況が釣果にも与える影響が大きいということです。

なかなかそのタイミングに行くことは出来ませんが良い雰囲気を肌で感じること出来たのでよかった。

またここ数年で諸先輩方の経験とアドバイスのおかげで感覚がかなり自分の形にもなってきたことに大変感謝です。

なかなか感覚を継続することは難しいですがこの一つ一つの釣果を次回以降の釣行にも絶対生かして精進したいと思います。