ＮＺワーホリ回顧録

ニュージーランドでのワーキングホリデー中に始まった家事手伝い生活。

でもこれは、お給料をもらう仕事ではなく、
４～５時間労働力を提供しその代わり食事とお部屋を提供してもらう、
『エクスチェンジ』でした。


私のハウスキーパーの仕事の一つに、キッチンの片付けがありました。


「キッチンは絶えず綺麗に片付けて、
　食器洗浄器を動かし食器が綺麗になったら棚に戻しておいて」

とお家のお母さんから言われていました。



“食器洗浄器もあるし、そんなにキッチンは汚れないだろう”と思った私ですが、

１０代の３人の女の子が、ここでも仕事を作ってくれました。



子供達は朝学校に行く前に、自分で用意して朝食を食べるのですが、
使ったものは、ほとんどそのまま残されています。

お皿や、バターを塗るのに使ったナイフは、
食器洗浄器に片付けられることなくカウンターにでたまま。

バターも冷蔵庫からだしたまま。

使ったジャムやピーナッツバターのフタは開いたまま。

ジャムが入っていた引出しが引いたまま。

引出しには空になったパンの袋も置いたまま。

おまけに・・・、玄関の扉も開いたまま。



時々、食器を食器洗浄器に入れてくれることもあるのですが、
いい確率で色んなものがキッチンに残されています。


“自分が１０代の時、こんなにお行儀が悪かったかしら！？”

と自問自答しながら、

『しつけ』の大切さを実感し、

半分あきれながら、お片づけをしていました。