ＮＺワーホリ回顧録

１０代の女の子が３人いるお家での家事手伝い。
普段から週２回家政婦さんに来てもらっているお家だけあって、
みんな片付けてもらうことに慣れていて、自分で片付ける気はあまりない・・・。


このお家には、ネコと犬がいました。どちらも血統つきだと思います。
私は動物を飼ったこともないので、何の種類だか全然わかりません。

そう言えば、ニュージーランドでポピュラーなペットは“ネコ”だと
語学学校の先生が言っていました。
多くの家庭でネコや犬は飼われていたと思います。


ここの家のネコは、キッチンの食料庫の中で食事をとっていました。

キャットフードやお水を食料庫の中に入れ、欲しがった時などに扉を開けてあげます。
でもその食料庫はキッチンの扉の近くにあり、
食料庫の扉が開いているとキッチンへの出入りが邪魔になるんです。


そんなある日、
みんなが学校や会社に行ってからキッチンの片付けをしていたら、
何処かから物音が聞こえる。

よ～く耳を澄ますとネコの鳴き声が・・・。


“もしや”と思って食料庫を覗くと、ネコが閉じ込められていた！！


誰かわからないけど、
ネコが食事中とは気がつかず邪魔な食料庫の扉を閉めてしまったみたい。

いつもはきちんと戸を閉めないのに・・・。



さらに数日後、キッチンでネコが食料庫の扉をガリガリ引っかくので、
水を飲むのだと思い中に入れてあげたんです。

そしたら、お母さんがキッチンに来て“無意識に”食料庫の扉を閉めた！


私が覚えてるのでは、誤って３回は食料庫の中に閉じ込められていたと思います。



そして・・・、突然ネコの姿が本当に消えた！


食事時には必ず家にいたのに、姿を消してしまったんです。
翌日になっても姿を見せず、子供達は慌ててビラを作りネコ探しを始めました。
丸々３日姿を見せず、私は“ネコの誘拐？”なんて疑っていたんですが、
４日目、私が洗濯物を裏庭で干していると・・・、

塀の上にネコが！！ネコが自力で帰ってきたんです！！


もちろん子供達は大喜び。

でも、今思うと・・・
何度も食料庫に閉じ込められてたネコの家出だったのかも！？