昨日、用事があって新宿に行き帰りが夜になりました。夜と言ってもまだ7時半です。大地震ンと津波災害に伴う福島原発の事故で、計画停電が行われ、節電に努めているはずの繁華街新宿の様子を見て帰りました。
まずは副都心の高層ビル街、ここは普段でも暗く街灯以外はビルの窓から漏れる明かりしかありませんでしたが、さらに暗く写真を取ったのですが真っ暗で何を取ったか判りませんでした。
次がいつもは煌々と照明されている電気街、さすがに看板類の電気は全部消えていましたが、店内はまぶしいほどの明るさでした。
計画停電による新宿の様子
次は新宿の交差点、西口しか行きませんでしたがかなり広告の照明は消されていました。それでも袖看板の照明がついているビルもあり、統一がとれていないかなと思いました。
計画停電による新宿の様子1
計画停電による新宿の様子3
新宿の地下改札に行くと明るいですが、いつもとはなんとなく違うなという印象でした。駅案内に必要な最小限の照明にとどめられているせいのようです。
計画停電による新宿駅改札口6
普段ならこの写真の状況になるのは夜中の12時前後です。7時半でこれほどに人影がまばらになり、暗くなっているのは省電力の影響ですね。ただ心配になってしまったのは、このまま人々の気分が落ち込み放しで、経済活動が停滞してしまったら、それこそ立ち上がれなくなってしまうのではないでしょうか。
新聞や報道で東京で買い占めしていると書かれているのですが、ガソリンなどどうやって買い占めするのでしょうか。車のタンクに満タンにすればそれ以上に買い占めなどできないはずです。タンクが空になれば給油するのは当然の行為。最大の原因は供給がストップしているだけのことだとおもうのです。
お米やトイレットペーパーだって、自宅に買い置きが無くなれば買いに行きます。普通なら棚に無くなっても翌日すぐに商品が補充されることを前提に生活が成り立っていました。それを東京の人は買い占めを行っていると報道されるのはどうにもやりきれません。
被災地の方に品物を送るのは最優先の課題です。それが送れないのは道路が寸断されガソリンが制限されているせいで、品物が無いからではないと思います。
これから日本が復活するためには、傷の浅いかった地域での経済活動を活発にして、その利益で被災地復興にあてることを考えなければいけないでしょう。被災地の人がこんな状況なのだから、皆我慢しようというのは判りますが、その掛け声が行き過ぎて経済活動まで衰退しないようにしてほしいなと思うこのごろです。
大正12年に起きた関東大震災からの日本の復興も、確かそんなパターンで奇跡の復興が可能になったのではないかと思います。