春は急速に進んでいます。オオバヤシャブシの雄花は見たことがあるのですが、雌花は初めて見ました。
そのそも公園に生えているこの木の花がなんだか判らなかったのですが、見当をつけて探してみたらオオバヤシャブシに間違いないようです。春先からネバついた丸っこい雄花の穂が膨らみ始め、春を感じるのですが、今回はその様子を撮る機会を逸しました。
そのかわり雌花が咲いているのを見つけたのです。何がきっかけになるかわかりませんね。もし雄花の時点で写真を撮っていればもう見向きもしなかったと思うのです。
オオバヤシャブシの雌花
オオバヤシャブシのメバナ
実がなって残っているところはよく見かけるのですが、咲き始めの雌花の期間は短くおそらく撮るタイミングが難しいのだと思います。次の写真が去年の花が咲いた後の実の様子です。松ぼっくりの抜け殻とでもいいましょうか。
オオバヤシャブシの実
写真を撮っていたら、みの虫が着いている枝を見つけました。昔は都内でもミノ虫を見かけることが多かったのですがここのところ見かけることはとても少なくなりました。この中にはさなぎが入っているのでしょうか?それとも卵?
オオバヤシャブシとミノ虫
大地震の話題ですが、昨日の新聞で今回クラスの大地震は明治時代に起きていたのだそうですね。明治29年に発生した明治三陸地震。マグニチュードも8.5だそうです。
その時の津波が最大波高38.3mだったとか。その位置は特殊だったとしても21.9m、18.9mと軒並み10mを超える波は5か所以上で記録していたとか。とても有名な大災害だったそうです。
今回の福島原発は想定を超える波高だったとのことですがその想定は確か5m。わずか100年前にそれをはるかに超える波が同じ三陸で起きていたのですね。専門家がそれを知らなかったとは思えません。地震には耐えたけれど津波に弱かった今回の事故は、明らかに設計ミスで、それを指摘できなかった監督官庁の責任で、人災以外の何物でも無かったのですね。
設計を認可したのは保安院と言うところなのでしょうか。事態が収束したら、その原因究明はしっかりしなければいけないことだと改めて思いました。