去年から待ちに待っていたブドウが昨日届きました。ブドウ好きの家内がネットで見つけ、去年の8月から食べてみたいと騒いでいたブドウです。
昨年ネットで見つけて注文したのですが、どの果樹園も売り切れということで、今年こそはと手ぐすね引いて注文受付を待っていました。6月から注文受付というので売り切れないうちにとその日を待ってネットに接続。すでに完売との表示。おかしいと直接電話したらなんと去年のままでまだ更新していませんでした。
他の会社に直接電話し、販売が開始されたらぜひ欲しいと予約注文しておいたものです。たかがブドウにこれだけ入れ込むか?とお思いでしょうが、家内の実家は昔ブドウの生産をしていました。いろいろな珍しい品種を植えて、美味しいブドウを食べて育ったのです。その影響で果物好き。おいしい果物といえば何はともあれ味わってみたくなってしまうのです。
そんな待ちに待ったブドウ品種はアウローラ21といいます。まだ生産者数が少なくほとんど市場に出回ることはないようです。去年調べたあるネットの品種紹介ではゴルフボールのような大きさで果実の形も桃のような形でした。果たしてどんなブドウなのか期待は膨らむばかりでした。
そして届いた箱はとても大事に納められた化粧箱。クール便で届きました。1ヶ月ほど前に一度注文した会社から連絡があって、入荷が始まったのですが、まだ味が乗っていないのですが送りますかという話でしたので、味がしっかりしてから送ってくださいと言っていたものです。
アウローラ21化粧箱で届いた!
これを受け取ったときはまだ家内が留守にしていましたので、この袋のまま冷蔵庫に保管しました。姿を初めに見るのは注文した家内のほうがいいでしょう。
家内が帰ってきて早速オープン。中の姿はこんな形でした。あれ、粒は大きいけれど普通のブドウの姿じゃない。
価格は一房6300円、クール送料と手数料で950円、計7250円です。
アウローラ21
ゴルフボールと期待した粒は大きくても3センチ×4センチの楕円形の粒。粒の数を数えると39粒ありました。これを単純に計算すると一粒162円、送料を含めると186円になります。
アウローラ21 一粒の大きさと断面
食べ方の注意書きがありました。皮を剥かずにそのまま召し上がってくださいと。それだけ皮が薄くて上品なのかなと思いました。中は種無し。
1粒200円近くのブドウはこれからあまり食べる機会はないだろうと、近所の娘の家にも持っていきました。そしていざ試食。
味は甘くあまり酸味は感じません。粒の食感もしっかりしていて悪くありません。しかし皮はそれほど薄いということではなく食べていると渋みが口中に広がります。皮ごと食べられるというより皮離れが悪いからそのまま食べるという感じです。
もしかしてこれはアウローラではないのではないかと疑ったのですが、一緒に添付された解説書には確かにアウローラ21の表示と生産者の名前も書いてあります。
アウローラ保証表示
味で言えば巨峰のしっかり熟したもののほうが、甘さも酸味もしっかりとあって濃厚です。(種なしの巨峰が主流ですが、種がある巨峰のほうが味はしっかり乗ります。)
香りと味という点ではロザリオビアンゴのしっかり熟したものの方が良い感じです。(その辺のスーパーで売っているロザリオビアンゴは本来の味を出していませんね。産地で買った美味しそうな房がとても美味しかったです。)
アウローラ21は、粒の大きさはゴルフボールほどではありませんが、さすがに大きいです。きっと当たりはずれがあるのでしょうね。自信のある品物を送ってもらったはずなのですが。今回は気になっていたブドウを味わえたことで満足しました。まあこの価格ではもう買いません。この価格帯で満足した果物といえばスイカのデンスケスイカですね。あれは確かに普通のスイカとは別格でした。