ハーティクレイで、ある日はクレイフラワー、別の日はウサギ人形と気分によって作っていますが、最近は気分を変えて以前作っていたドレス人形を作りました。
これまでのようにドレスばかり着させているのは発展性がないので、少しポーズを変えてと、体だけ作ってありました。さてこの体勢でどういう情景にするか。まずはワンピースを着せて、その姿から動物とのコミュニケーションの姿にしようと思いました。ワンピースの色も後で決めればいいと白い粘土でつくりました。
それで出来上がったのが次の人形です。
猫ちゃんおいで逆光
猫ちゃんおいで
この姿の大まかな形が出来たのは数日前で、予想以上によくできあがりました。これ以上手を加えると雰囲気を壊してしまうかもしれないと、その時点で終了とし、写真を撮りました。でも、クローズアップで撮ってしまうと、細かい凸凹や腕や首の接合部のあらが見えてしまうのです。それで今回、細かい部分も修正し、今日撮りなおしました。
写真を撮っていると少女と猫の会話が聞こえてくるようです。ついついいろいろな角度から撮ってしまいました。
猫ちゃんおいで斜め上から
猫ちゃんおいで後ろから
猫の作りが少し雑に見えますが、人形が小さいだけに猫もとても小さいのです。猫の前足から頭の位置まで11ミリ。頭の先からお尻までの体長も15ミリなんです。紙粘土で作るのはこれ以上滑らかに出来ません。眼も描いていませんがその方が、見る人の感情が移入しやすいかなとこのままにしています。
こうした情景をあらわす人形作りも面白いものですね。ジオラマだとあるかもしれませんが、普通の人形ではあまり見かけません。こういうシーンを取り入れられればまた人形作りの幅が広がるかもしれません。と言ってもなかなか思いつかないのですが、今度はどんなシーンが出来るか自分でも楽しみになってきました。皆さんだったらどんなシーンを作ってみたいと思われますか。