先日突然作ってみたクリスタライズドローズの顛末です。簡単に言えば香りの良いバラの花弁にグラニュー糖をくっつけたものを作るのだそうです。なにせ初めて作るのですから花弁の大きさや品種などどんなものが良いのか一切判りません。それで適当に香りの良さそうなバラ4種類くらいを切ってきて、外弁は使わずに(農薬が残っているかもしれませんから)中間の花弁を使ってみました。
まずは花弁に白身を塗るそうです。(少なめに塗るのが良いそうですがそうするとグラニュー糖がつかないのですよね。)白身にはレモン汁を入れたほうがさわやかということでしたが、無かったのでビタミンCとグレープフルーツの汁で代用。白身は泡立てないそうです。
花弁に白身を塗って
これをラップの上に載せました。ラップを使わないで皿に直接載せたらあとで皿に張り付いてはがすのに困りました。どうやらクッキングシートに載せるのが良いようです。
ラップに載せて作れば楽
皿に直接のせたら張り付いてしまった
使う花弁の大きさがどれくらいが良いのかも判りません。見栄えが良いようにある程度大きさをそろえてみました。でも色取りを考えて終わりのころミニバラの花弁も使ってみました。白身を塗った上からグラニュー糖をパラパラとかけました。他のかたはグラニュー糖のところに花弁を持っていって押し付けると良いと書いてありました。
花弁の大きさはどれくらいが良いか
品種によっては白身を塗る前から花弁が見る見るうちに縮んでしまいました。香りが高い薫乃です。
香りの高い花弁は縮んでしまった
それと、このグラニュー糖も花弁の表裏につける人と片面だけでよいと書いている人とがありました。それで両方作ってみました。砂糖を付け終わってからはそのまま3~5日放置し自然乾燥。ということは、使うお皿が他には使えなくなってしまうということです。
これで乾燥して縮むことは無いのかなと思っていましたが、ある程度そのままの大きさで固まりました。砂糖が花弁の縮むのを妨げているのでしょうね。なんとか出来上がりました。
出来上がったクリスタライズドローズ
うーん、食欲をそそりそうな、そうでもなさそうな・・・。とりあえず一枚口に入れてみました。シャリシャリと砂糖の甘さです。その後、花弁のザラッとした歯ごたえが。香りは?・・。しばらくしてからフワーッと感じました。でも花弁の違和感の方が気になります。結論から言いますと、美味しかったのは縮んでしまった香りの良い薫乃の花弁。他は見栄えはいいですが、また作りたいかというとそんな気になれません。それとグラニュー糖は花弁の裏表につけたほうが絶対に美味しいです。作るのは面倒ですけれどね。
1枚食べて、2枚食べたらもう食べたくなくなりました。紅茶を飲むときに入れるといいかもしれません。それからしっかり乾燥させてから食べてください。生乾きのときに食べると卵白が気持ち悪い食感になりますので。
まあ、こんな楽しみ方があるのだなということがわかっただけで面白かったです・・。