今日は晴れ、気温は低いですが、お日様は気持ちが良いです。
1月中ごろに品種保存の為接いだミニバラのうち2品種が開花しました。サニービーチとミラーナです。
サニービーチ2015.4.9
ミラーナ2015.4.9
今年は11本接いだのですが、そのうち1本は失敗し、10本が成功して育っています。我家の接木はノイバラの台木を小さな鉢で育て、そのまま植え替えないで居接ぎで根元当たりに接いでいます。
これまでの接木で大きく失敗した例を見ると、台木が乾燥して台木ごと枯れてしまうことが多々ありました。その多くは購入した台木で掘り上げた苗のため、保管しているうちにどこかで乾燥してしまうようです。
それで我家では台木を1本1本小さな鉢に植えて育て、根をしっかり張らせてから接ぐことにしたのです。台木が太くなくてもよいミニバラだからこそ出来る方法でしょう。
一冬に接ぐ本数も、これまでは30本とか50本とか多かったのですが、保護育成場所の関係から10鉢前後に制限しました。それなら我家の無加温室に置き放し出来ます。そのほうが活着率が高いです。活着した後の日光も大事で、日に当てないと成長しません。それを確保できるスペース上からもこの程度が無難でした。
無加温室でも、ミニバラの生育は早いですね。何の手入れもしないのに、すくすくと伸びここまで咲いてくれました。室内ですから病気も害虫も心配なし。このままここで育てられればいいのですが、窓からの光ですから何時までも日当たりは確保できません。この写真を撮った後、花を切り花にして、鉢を屋外に出しました。これで外気に順応してくれるかがまた次の関門です。
今朝のテレビで、ワイングラスの中に景色を作りこむ芸術家の方の紹介がありました。ご覧になった方もいらっしゃるでしょうが、ビンの口から中を覗くと町や山の景色が立体的に見えるのです。
どうやって作るのなと思っていましたら、ビンの底を切り取って、その中に遠近法を意識したミニチュア模型を作りこんではめ込み、あとでビンの底をつなげるようです。制作に3ヶ月かかるそうでそのお値段は15~6万円ほどで販売もしているとか。そんな程度だけの収入では生活できないですね。
そういえば数日前には色鉛筆だけで、写真で撮ったような日常の町の風景を精巧に描く作家の方もテレビ報道されていました。そちらは制作に1ヵ月かかるということでその作品は8万円ほどで販売されているとか。海外の雑誌にも取り上げられている作家さんです。
どちらの作家さんも、作成期間中にその作品を一点だけ作成して、その収入だとしたらとても生活できるはずがありませんよね。きっと同時に数点を制作していて、1点だけみれば完成にその期間かかるということだろうなと推測しています。生活はともかく、世の中にはいろんな作家さんがいるのだなと、とても興味深く見ることが出来ました。