レースドール教室に行ってきました。今日は寒くて、あまり気乗りがしなかったのですが、行かなければ先に進みませんからとりあえず参加すればいいかなと行くだけ行きました。
今日の作業は、ミッシェルの目と眉を描く作業でした。簡単に終わると思ったらこれが神経を使うし大変な作業でした。
ミッシェル 目眉口描き
まず、焼成した際に生じた顔のザラツキをスポンジやすりでこすって滑らかにします。そうしないと絵の具を載せたとき滑らかに行かないからだそうです。手指も出来るだけ滑らかにやすりをかけます。
それから、閉じた眼の線に沿って濃い茶色を描きいれ、少し薄い色で眉を描きました。目のラインも一様の太さでなく若干真ん中を太く。眉の位置は顔の表情を決める重要な要素ですので、何度も位置を修正しました。修正の仕方は練りけしをちぎって楊枝の先につけて尖らし、それで細かく修正します。
先生が描いて描き方の見本を見せてくださるのですが、あとは自分で・・。人形作りはある程度慣れているつもりですが、陶器の人形となるとまた勝手が違って緊張するものです。先生が描いてくれた折角の見本も、これも練習と指導されて消してしまい、全部自分で描きなおさなければならず疲れました。
このあともアイラインや頬紅を付けてぼかし、爪の彩色、ひじの彩色ぼかしなど、きめ細かな作業が続きました。髪の毛も茶金の色をさらに上掛け。そのつど使う絵の具や溶かす油が異なって、筆やバレットを掃除し、ティッシュの出番が多かったです。溶き油が混ざると発色が汚くなるんだそうです。
ミッシェル 真珠光沢液塗り
眼と眉などを終わらせた後、服に真珠色の光沢を付けるかどうか聞かれましたので、単純な黄色一色より、色を加えた方が深みが出るかなと塗って見ることにしました。
その染料は赤い色で、これを焼成すると真珠色になるそうです。これも使う油が違いますので混じらないように専用の筆を使います。
今日は今までと違ってとても疲れました。きっと眼を描くのにしゃがむのを何回も繰り返したからでしょう。ハーティクレイで作った人形なら、手で持って傾けて描くことが出来るのですが、このレースドールは割れやすいのでレースの部分を手で持つのは厳禁。ですから台の上に乗せたまま描かなければならないので思うように筆を動かして描けないのです。その疲れで今日は帰ってからとうとう夕刻寝をしてしまいました。こんなことは久しぶりです。