レースドール教室での製作はじっくり進めることにし、そこで覚えた手法を応用して、紙粘土人形でレースドール風に出来ないか試し始めました。1体目は教室に行く前に作成し、とても手に負えないと教室に通うことにしたものです。
紙粘土人形に液状粘土を沁み込ませたレースを貼り付ければ何とかできるかなと思ってはいるのですが、そもそも肝心のレースが入手できません。
レースドール用のレースは、チュールレースといって網目状の布にレースが施され、その網目部分も綿製です。ところが一般に市販されているチュールレースはこの網目部分がポリエステル製で粘土が十分沁みこまないということが分かりました。でも私の作るレース人形は窯で焼成せず、もとのレースが残って強度は保たれますので、それでも良いかなと集め始めています。
人形用に用意したレース1
人形用に用意したレース2
人形用に用意したレース3
こうしたレースに液体粘土を沁み込ませ、教室で習った技法を応用して、33cm人形作りに挑戦を始めました。これで行ったらどのような人形を作ることが出来るのか、皆目見当がつきません。(教室で作成している人形の大きさは20cm程度です。)
まず突き当たったのが、色の鮮やかさです。レースドールでは焼き物の色が鮮やかに発色しますが、液状粘土では乾くと粘土色になって白さが出ません。これから液状粘土に絵の具を混ぜてレースを重ねて見ようと思っているのですが、どうなるかはやって見ないとわからない状況です。まあ、うまく出来なくても、また工夫してみればよいだけの話ですが。
というわけで、今はいつ使うか分からないレースの収集を初めて楽しんでいます。レースを重ねて使うときにどの模様を組み合わせるかも難しいんですね。やって見ないとわからないことだらけです。