今日も朝から冷たい雨。都内で3月に入って最高温度が連続5日間10℃以下というのは10何年振りとの事。寒く感じますね。
今日は定例のレースドール教室に行ってきました。今は初級2体目のドールを作成中です。先週素焼きの段階までいったのですが、袖のレースが焼き締まるときにバランスが崩れて破れてしまっていました。どうやら陶土を沁み込ませたレースを腕に取り付けるときに引っ張りすぎたようでした。
レースドール初級2体目袖が剥がれた
レースドールは陶土で作りますので、一度焼いてしまいますともうこうなっては修正が効かないのかと思っていました。ところが先生はこうしたときの対処法を教えてくださり、この腕にレースをふっくらと被せてくださったのです。こういう技法はまだ私には無理でせいぜい袖口の飾りを取り付け、そのほかの部分を補修したり装飾する程度でした。
その結果、しっかり袖がつき、当初よりさらに豪華な感じに仕上がったのです。
レースドール初級補修がうまく出来ました1
この失敗が無ければ、ここまで作りこむことはありませんでした。初級コースですからいろいろ失敗があります。それをどのようにクリアするか、これでひとつ勉強になりました。レースドールの完成品は展示会で見ることは出来ますが、こうした失敗をどのようにおぎなうのかということは、こうして経験して見ないと分からないものです。
ついでにこの人形の作成初期の姿もご紹介します。じつはこの初期の段階で胴体の部分で切り離して姿勢をまっすぐになるように変えています。こうした技法を教えていただけるのも教室の良いところです。ちょっとわがままなうるさい生徒かもしれませんね。
レースドール初級2体目作成開始
今日は、透明な上薬を塗りましたのでこれを再度焼いて丈夫にし、来週は目を描く段階になるはずです。この作業と別に今日は3体目の人形素体のバリ取りをしました。今度の人形はこれまでの倍の大きさになります。また違った技法が必要になるのかもしれません。これでやっと見ごたえのある人形を作ることが出来るかなと少し楽しみになりました。