まだ見に行ったことのない新国立美術館でルノアール展を開催しているので、今日見に行ってきました。
建物の概観が斬新というので期待して行ったのですが、地下鉄乃木坂でおりて美術館口に向かったら、長い距離歩かされそのまま館の切符売り場に出てしまいました。外観を見たかったのにーーー!!
切符売り場はガラガラでしたが、展示会場内はかなりの混雑。ルノアールの絵画は昔々、オルセー美術館に行ったときゆっくり見ていましたので、これほど混雑している中では鑑賞という気分には浸れませんでした。
目玉のダンスをする2枚の絵画(都会のダンス、田舎のダンス)は大きなものでしたがそれほどびっくりするほどでもなく、私はその対面に飾られていたムーランドラギャレットの舞踏会の絵の方が素敵だなと思いました。
有名な作品の実物が日本で見られるのは良いですね。それと花だけをかいた作品もありましたが、これをみるとルノアールは人物画が飛びぬけて上手なんだなと改めて思いました。
会場内を見ていてルノアールはこんな絵も描くのだ知らなかったと思って通り過ぎてあとで聞いたら、あれは別の作者の絵。道理でずいぶん作風が違うと思いました。それから絵を見るたびに作者を確認するようにしました。
会場内は広く歩きつかれて、早々に会場を出て館内の軽喫茶コーナーに・・。そこでサンドイッチを注文。フランスパンのサンドイッチとコーヒーまたはカップスープで1260円はちとお高い。しかも税別。もうすこし量があれば別ですが観覧料が1600円ですから2人で行くとこれだけでかなりな出費になります。
新国立美術館館内
ルノアール展とは別にヴェネチアルネサンスの巨匠たち展も3階会場で行っていましたので、そちらもついでに見てきました。この入場料も1600円。こちらの会場はルノアール展とは打って変わって空いていました。宗教画が主体ですがゆっくり鑑賞してきました。
私は描かれている人物が着ている服の描き方に興味を持って筆運びなどをじっくり見てきましたが、同行した家内は両展で描かれている人物の服の生地や仕立てに関心を持って、15世紀のころからこんな素敵な様々な生地があってそれを着易いように仕立てていたのだなと感心して見ていたと話していました。同じ絵画展でも鑑賞の仕方は人それぞれだなと思いました。