レースドール教室に通い始めて10ヶ月。3体目に入り作らせてもらえる人形が大きくなりました。今までの2.5倍くらいある大きさで、レースに粘土を沁みこませるのも、結構手間がかかりました。着せつけも終わり、素焼きが出来上がってきました。
レースドール3体目素焼き終了
今回の人形はラベンダー色にしました。少し大人の雰囲気です。持っている扇子の飾りは上級の方がたまたま同じような扇子を作っていたので、その飾り方をしたいとお話して作り方を教えていただいたものです。出来は上級の方の作とは繊細さがまるで違ってしまいましたが、それなりに出来たので満足です。
グレーズ(上釉薬)塗り始め
この素焼きの上に、補強のためにガラスの釉薬を塗りつけて再度焼きます。この釉薬(グレース)を塗るのが意外と手間がかかりました。
筆で焼きあがった服全体に塗りつけるのですが、力を入れすぎると折角のレース模様がパリッと割れてしまいますので、慎重に塗ります。またグレースを筆に付けすぎると、こんどは釉薬がつきすぎてレースの網目を詰まらせてしまい、繊細さを失ってしまいます。筆が届きにくいところもあります。そんなところまで慎重に塗っていくと、塗り上げるまで3時間半の講習時間を全部費やしてしまいました。
グレースが緑色とはっきりしているので塗り残しが分かり手抜きは出来ません。やはり西洋陶器のレースドールは紙粘土人形のクレイドールと違ってかける手間が半端無くかかります。それに焼いてしまったら作りなおしはできません。こちらのペースはなんとなく分かってきましたので、あせらずゆっくりと進めようと思います。