前回作成した少女像は七部身でしたので、今回は全身像を作ってみました。どれくらいの大きさになるのか、大き過ぎないか心配だったのですが、それほど違和感はありませんでした。
白人形立像逆光
白人形立像
これくらいの大きさなら、もう少しポーズを変えたものを作っても置き場所に困らないかなと思います。美術館などに飾られる等身大の像では一般家庭ではとてもたくさん置けません。いろいろ作って楽しみたいのです。かといってこれまで作っていた大きさでは、肌の表面に現れる筋肉の微妙な起伏を表現できません。
この粘土像の大きさは身長26cmでした。顔の大きさに合わせて体や足の長さなどを調整しながら作りましたので、作ってみないと全体の大きさがどれくらいになるかわからなかったのです。
人形を作り始めたころは普通の服装のほかに、おもに19世紀の貴婦人のドレスの服装が気に入っていました。そうした服装を調べるのに夢中になっていました。しかし、ある程度作るとどれも作る過程は同じように思え、しかも置き場所をとります。ケースに容れるからです。
場所をとらないで、いろいろ楽しんで作れるものはないか。いろいろ試して今の作品に落ち着いています。この傾向がいつまで続くか分りません。ことによると動物のマスコット作りのほうに興味が行くかもしれません。しかしウサギや猫、犬などは世の中にあふれていますので、しばらくそちらに行くことは無いでしょう。