アロマに興味を持って、香水を集め、次に各種のアロマオイルを試しに集め始めました。
アロマの種類や使い方を調べるため、アロマ香水関係の本を10種類ほど入手し、使い方や香料にも種類がたくさんある事を把握すると同時に、アロマオイルの入手も始めていたのです。
香料を大まかに分けると7種類に分かれとか。まずは花の香りのフローラル系、次がミカンやレモンなどの柑橘系、シナモンやペッパーなどのスパイス系、ミントなどのハーブ系、樟脳やユーカリなどの樹木(ウッド)系、樹脂から採れる樹脂系、白檀や伽羅など東洋の香りとしてとまとめられるオリエンタル系、じゃ香やムスクもオリエンタル系に含まれるらしい。
そしてこのオイルの種類は簡単に入手できるものだけで40~50種類を超え、世界には数百種類ありそう。しかもその価格がピンキリ。これを全部集めることは無駄なので、手軽に入手できそうなオイルを本や販売の解説を読みながら選んで25種類くらい集めました。
この香りを確認するため、猪口や小さなグラスにティッシュを折りたたんで中央に据え付け、その先端に1滴ずつ垂らして香りの違いを確かめていきました。
確かめていて分かったことは、自分の好みが明らかにフローラル系だという事でした。樹木系の香りの解説では「フレッシュですがすがしく、男性用の香水に使用される」というので、何種類か取り寄せたのですが、どの香りもマツヤニ臭く、この香りのどこがフレッシュで、森林浴の香りなんだと思わせるものでした。香りの感じ方は人それぞれ違うのですね。解説をうのみにはできないなと痛切に思いました。(しかしそれしか方法はないのです。)
香りの専門家が書いている本に、香りに囲まれていて、一番気分が落ち着くのはナツメグの実(ホールというそうです)の香りだというので、これはオイルでなく実を中華の材料にあったので何とか探して嗅いでみたのです。実そのままでは香りがないので、ペンチで少し押してみると油分がにじみ出てきました。これがよい香りなのかと臭いを嗅いだのですが、とても本に書いているようなイライラの気分が落ち着くというものではありませんでした。やはり試して見ないと分からないものです。
こんな毎日で、それぞれの部屋や風呂場、廊下、トイレなどにそれぞれ異なるオイルを垂らした入れ物を置いて,香りの違いを試していたのです。
居間にはローズの香り、風呂場にはラベンダーの香り、そして寝室には落ち着くという白檀の香り。一度オイルを器にたらすと、香りはそう簡単に消えませんでした。
それから数日、家内が真夜中に腹痛を起こしたのです。しかも何回も。トイレにこもったまま出てきません。様子を聞いたら部屋になにか臭うというのです。それが原因で気分が悪くなり腹痛を起こしたようです。
昔の本を読むと、平安貴族はお香を十二単に焚き込めたとか。それが高貴な香りだったとか。娘と話して、昔は風呂に入らなかった。髪の毛もべたべただった。その臭いを消すために香を焚き込めたのだと。そういえば西洋でも風呂は健康に悪いと入らなかったとか・・。
それと昔の家屋は隙間が多く、いくら香を焚いても空気が入れ替わっていたのでしょう。現代の家屋はアルミサッシで密閉性が高く、気を付けて換気をしなければ入れ替わることはまずありません。香りが寝室に充満しすぎていたのでしょう。
夜中の冷たい空気ではありますが、わずかにガラス戸を2か所開けて、空気を入れ替えました。外から新鮮な無臭の空気が入ってきました。ホッと生き返る感じです。
無臭の空間というのはありがたいのもだなとつくづく感じました。急いで家中に設置した香料入りの器を回収し、中のティッシュを廃棄しました。窓も開けて空気の入れ替えを図りました。
集めた香料はどうしよう?しばらくは使用しないことにしました。
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最終更新日
2019.03.23 15:54:21
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