最近は豆盆栽が流行っているのでしょうか?園芸店で小さな鉢に入った豆盆栽を見かけます。
数十年前にはサツキや黒松、五葉松、ケヤキ、エゾ松など盆栽をやっていました。その当時は八房ものと言って同じ種類でも枝がたくさん出る品種が大変高価に出回っていました。なけなしの小遣いで買い集めて、接ぎ木などをして増やしていた覚えがあります。
盆栽は鉢が小さいので水やりが大変です。特に真夏などはすぐに水枯れを起こしますので油断できませんでした。あの当時、盆栽をやるのは老人特に男性の趣味でした。いまは女性に人気のようですね。
今の豆盆栽を見ると隔世の感があります。どうやら矮化剤を使っているようです。それでも気になる豆盆栽がありましたので、売れてしまわないうちにと見かけた数日後に買ってきました。
矮化クチナシ豆盆栽
このクチナシの大きさは左右で10cmほどです。こんな小さなクチナシは見たことがありません。クチナシは香りが好きで何回か育てたことがあるのですが、コクチナシでさえ枝が伸びて姿がだらしなくなってしまいます。庭植えにするとオオスカシバの幼虫が必ず取りついて気がつくと葉が無くなります。
もう栽培をあきらめていたのですが、たとえ薬剤を使ってでも、この大きさで育てられ、開花が楽しめるならぜひ試して見たいと思ったのです。
問題は矮化剤です。一般に家庭用に売られているのはビーナインという矮化剤で、菊の栽培に使われています。その他は園芸農家用で、1瓶の量も多く価格も高いです。
このクチナシにビーナインが効果があるのか、どのように栽培できるのか、開花と成長が始まる梅雨の時期が楽しみになりました。