2体作っていたうちの1体を完成ということにしました。裸婦像の12番目です。今回のポーズは背伸びしている姿ですが、苦労したところは腕を上にあげたときの、肩から腕まわりの筋肉の付き方でした。
紙粘土人形裸婦12 背伸び
人形を作るとき目の前にモデルさんがいるわけでなく、参考資料を集めて筋肉の付き方に不自然さがないように作るためいろいろな写真集や中には人体構造図などを参考にして作っています。しかし今回のような腕をあげたときの肩回りの筋肉が同見えるのか意外と資料が見つかりませんでした。
紙粘土人形 裸婦12 背中
特に背中側から見た肩回りの筋肉の付き方は、脇の下の見え方にも影響しますので人形を作るときに重視しました。自然に見えるのはどういう形なのか、何度も作り変えては日数を置いて像を見直していました。平面的写真だけではなかなか判断しづらいものだと強く感じたものです。
紙粘土人形 12 背伸び 腕の筋肉
こうして部分的に見直したり、全体ンバランスを見直して肩の位置や肩幅を変えたりと時間がかかりました。こんな大掛かりな変更が出来るのも、素材が紙粘土だからだなとつくづくそのありがたみを感じています。プロの方々の粘土で作る大変さを改めて思い入っているところです。
着衣のほうの人形ももうじきできそうです。それが出来たら次はどんなポーズやどんな衣服にしようか・・。着衣の方はある程度目安が出来ましたのでその準備にも入ろうと思います。
ブリヨン細工の資材(真鍮細線)も今日新たに注文しました。これで当分は材料に困らないはずです。作らなけらばならない細工物が一杯で、毎日忙しいです。結構、結構・・?