今夏の異常な暑さの影響か、ミニバラの生育が良くありません。それとも春先に植え替えなかったからかもしれません。こうなると水やりも面倒になってきます。
粘土人形を作ってはいるのですが、ほぼ完成と思ってもしばらく放置してみると、バランスがおかしいところが見つかりその修正を繰り返しています。
最近は年齢を感じて、こうした老や年齢を感じた人のエッセイはないかと探して、実にいろいろな本が出ていることを見つけました。「老いの哲学」「人は感情から老化する」「老いの世も目線を替えれば面白い」「老楽笑談」「老いの味わい」等々。女性が書いた老いの本は多いのですが、男性が書いた老いの本は少ないです。
次々と読んでいるのですが、その中で黒井千次氏が書いた「老いのかたち」という本の中身というよりそこに使われている漢字に興味を持ちました。女性が書いた老化のエッセイは軽くて読みやすいのが多いのですが、男性の書くエッセイは少し理屈っぽい感じがします。これも男性と女性の違いなのでしょうか。
この本の中ではいろいろな漢字が出てきて、その多くにルビがふられているので何とか読みこなせるのです。例えば「揺れたシャッターがやがて徐にあがり始めた。」と書いているところには除に「おもむろ」とルビが振ってあります。筆者が昭和7年生まれということで、漢字のこだわって書いているのでしょうね。編集者が必死にルビを振っていたのではないかと推察します。今はあまり見慣れない言葉遣いも随所に出てくるのです。
そうした文章で次のような記述がありました。「見ているだけで、こちらが窘められたり慰められたりするような気分を味わった。」この文章にはまったくルビは振ってありません。皆さんは読めますか?
私は読めませんでした。文章の前後から意味を伺おうとしても見当がつきません。分からない文字の意味や読み方をどうやって調べるのだろうか。小学生はこんな気持ちなのだろうなと思いました。
買ったばかりのスマホでフリーハンドで漢字を入力して調べるサイトを見つけて、読み方を調べました。なんと「たしなめる」と読むのだそうです。そのあと、空、君、漢字と入力して検索すると見つかる方法も知りました。(空は穴カンムリだそうです)
読み進めるうちに「谺」という文字にも出くわしました。その元の文章を探したのですが見つかりませんので文字だけで推察してください。
これも谷 牙 漢字で検索できます。
答えはこだま。こだまという漢字は「木霊」だと思っていました。谷の牙がなぜ木霊なんですかね?
9月ももうじき終わり。10月になればミニバラももう少し元気になってくれるかもしれません。それまで枯れなければいいのですが。
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最終更新日
2019.09.25 20:24:10
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