ここのところ毎日シリコンモールドの作成とその使い勝手を試すのに夢中になっています。
ミニバラの方は気温も下がってきたので綺麗に咲くかなと期待していたのですが、花弁が痛んでいたり姿がよくなかったりと、写真を撮りたいという花が咲いてきていません。それだけ今年の夏は異常だったのでしょう。秋の味覚の栗も満足な商品がなかなか出回りませんでしたし、先日でかけた公園で見かけたイチョウの葉が、例年になく小さなものでした。中には2cmほどのイチョウの葉もたくさんありなどこれまで見たことがありませんでした。実も落ちていましたがどれも小さな実でこれでは食べられる銀杏などなさそうでした。
自作の人形に取り付けるカメオを作りたくて、いろいろ調べました。最初はレースドール教室の先生がカメオの石膏の型を貸してくださり、それで人形用のカメオを焼き上げて作りました。もしこのカメオがシリコンモールドでも作れるなら、試してみたいと思ったのです。
最初はシリコンモールドに陶芸用粘土を流しいれて、無事にはがせるのかを試しました。市販のカメオモールドを購入して試したのです。陶土はシリコンにははじかれるのですが、強引に流せば重力で平らになって、そのまま乾燥するにつれて縮まるので型から剝がせる事が分かりました。それでネイル用のカメオ型モールドも購入しました。ネイルに着ける大きさなら人形用にうってつけです。
次に既存のカメオからシリコンモールドが作れるか試してみたのです。人形用のカメオなんて売っていませんので、耳飾りのカメオから型が取れないか試してみたかったのです。
まずシリコン、いろいろな硬さのシリコンがあり、工業用と食品用とがあるようでした。できるだけ柔らかいシリコンを選びました。枠はレゴブロックで作るといいということをネットで調べ、我が家にあるレゴを持ち出しました。
下地には貼れパネを使うとか。そこで3mm厚の貼れパネを購入して、必要な大きさにカット。耳飾りのカメオがその貼れパネに密着するように、貼れパネに切り込みを入れて穴を空け止め金具部分を裏に通し、カメオ部分はパネルに無事密着。その周りにレゴブロックで枠を作りそれも接着。角の部分ができないようクリアファイルを切って周りに回す。いよいよシリコンを流し込みます。
シリコンは混ぜると温度に寄りますが室温で10分ぐらいから固まり始めるので、混ぜたあと慎重にかつ急いで流します。混ぜた時必ず空気の泡が入り込んでしまうので浮いてくるのをつぶし、なおかつ減圧した容器に入れて空気を極力抜きます。真空ポンプなど遊びで買えません。食パンケースで真空ケースというのが便利というのでそれも購入しました。
減圧した食パンケースの中にシリコンを流した型を入れ、それを涼しいところ1時間ほど置いて少しでも空気が抜けるようにし、そのあとはしっかり硬化するように常温の部屋で8時間以上放置。私は翌日まで放置しました。
作っている最中は、これで本当に固まるのかなと思っていたのですが。無事固まりました。次に心配だったのは、固まったシリコンからカメオを痛めないで外すことができるかどうかでした。これもなんとか外すことができました。
出来上がったシリコンの型は出来上がったばかりは、手触りがベタベタと油っぽかったですが、ハンドソープで洗ったらそれも落ちました。どうやらシリコンモールドは無事完成でした。はみ出したシリコンをハサミで切り取り、型らしくなりました。
出来上がった型を使って、陶芸粘土を流してカメオらしく作れるか、その試行の連続でした。その顛末は次回にします。
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最終更新日
2020.11.11 17:36:44
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