オリンピック開催の準備が着々と進んでいるようです。お台場には再び五輪のマークが設置され、オリンピック出場の選手選考会も着々と開催され、選手も決まっているようです。
一方、コロナは少しづつ増えてきており、医療体制もひっ迫の度合いを強めてきています。コロナ菌は寒さに強いというので、冬になればさらに一層感染者が増えることが予想され、病床は埋まってくるでしょう。
聞くところによると、外国からのオリンピックの観戦者はノーチェックで、しかも国内旅行も自由とか。ワクチンの接種も条件にせず、ただ入場券を持っていればよいとか。
入国時のPCR検査は大量にできるのでしょうか。発病していない感染者が日本国内を自由に観光すれば、現在の感染増加どころではない気がします。アメリカの感染者数を見れば一目瞭然でしょう。
もし、オリンピックの観戦者に発病者が出た場合、病床は確実に満杯になる気がします。
ワクチンが開発されてくるので、大丈夫ということなのでしょうか?。連日のコロナ関連の報道を見てもオリンピックとの関連はまったく報道されていません。
おそらく、今オリンピックの開催を中止すれば、これまでの経費や選手の努力がすべて無駄になるとか、入場券の払い戻しが大変とかあるのでしょう。オリンピックの招致は観光客が来れば経済効果が見込まれることで始めたことなのでしょうが、コロナの蔓延がないという条件下であったはずです。オリンピック開催を実施することによるメリットと、それによって引き起こされる危険性のあるデメリットを真剣に考慮しているのでしょうか。
大阪府知事は確保予定の病床数ではなく、現在確保されている病床の使用率を発表して、実際の危機感を誇張することなく正確に伝えて、協力を訴えています。
都知事は3密を回避するとか5つの小を呼び掛けています。その一方で、オリンピックの開催を着実に進めるため、マークを設置したり、回教徒のための礼拝所を設けたりとその準備に余念がありません。追加経費は都の持ち出しだけで1200億円。都はオリンピックを誘致した手前、危ないよと言えないのでしょうね。
オリンピックが何事もなく無事に終了できれば良いのですが、それによってコロナが一層国内に蔓延し、医療崩壊を起こしてしまったら、国内はどうなるのでしょうね。
ここまで準備を進めてしまったオリンピックだから、いまさら止められない。コロナなんかその時に考えればいい。そういう気持ちなのかもしれませんね。高齢者が罹患して減ってくれた方が、年金財政は将来的に助かるとか、そんなことも視野に入っているのかな?
せめてマスコミがどこかでコロナとオリンピック開催の是非を、当事者の思惑を抜きにして議論してもらいたいものです。
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最終更新日
2020.12.06 12:47:21
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