1月2月は寒くて園芸家にとってはやることが無くて、こたつに入って、春になったら何をするか、植えつけの場所を考えたり、取り寄せた新しい園芸カタログを見て、今年はどんな花を育てようか考えるのが主流でした。有名なカレルチャペックの園芸家12か月にもそう書いてあります。
私も昔の園芸の本をひっぱりだして、まだ栽培したことのない植物や、面白そうなものは無いかなあと暖房の効いた部屋でほぼ毎日見ていました。(コタツではありません。コタツを使っているお家はもうないでしょうね。)
今日は良い天気でしたので、用事が出来て出かけたついでに、その近くの良く行く園芸店をついつい覗いてしまいました。どうせ決まりきったパンジーやデージー、売れ残ったシクラメンくらいだろうと思っていたのですが、どうしてどうして、いろいろ並んでいました。
同じ種類でも咲き方が違ったり、温室育ちなど、色々取り揃えてあって、花好きには見過ごすことが出来ません。それにこのお店は他の園芸店に比べると価格が格段に安いのです。どうしようか考えて結局4鉢買ってしまいました。プリムラジュリアンのバラ咲きです。
プリムラバラ咲き覆輪
プリムラバラ咲き黄
白のバラ咲きもあったのですが、花数が少なく、次の普通のジュリアンの色合いが気に入りましたのでこちらを選びました。
プリムラジュリアンピンク
もう一鉢はツル日日草で、冬でも覆輪の葉を美しく展開していましたので、地面が見えて寂しくなっている所に植えたらいいかなと思って購入しました。
我が家にはジュリアンのバラ咲きがすでにあって、紫のバラ咲きも昨年11月から元気に育っています。
プリムラバラ咲き紫
数十年前は、冬の園芸は温室を持っていれば別ですが、コタツ園芸、カタログ園芸が普通でした。でも今は違うのですね。
この園芸店で火がついて、他の園芸店にも行ってみました。そこにもパンジーの変わり種や、ゼラニウムの鉢などがたくさん並んでいました。しかし、価格が高いのです。パンジーと言えば150円くらいのはずですが、そこに並んでいるのは一ポット1000円。えーっ、パンジーが1000円?いかに珍しいと言っても、こんな価格で買う人いるのかなと思ってしまいました。
ゼラニウムもポットよりは大きい鉢でしたが1000円近く。花もそれほど珍しいものではありません。なんとなくみんな高くなっている気がします。昔は安売りのお店だったのですが、担当者が変わったからなんでしょうかね。