昨日のNHKのトリセツショーの番組で「お酢不思議パワー連発」という番組を偶然見ていた時に、植物栽培で暑さ対策としてお酢を利用するということがちょっとだけ放送されていました。本来は味覚UPへの効用が放送の主流だったのですが、植物の夏負け防止にまで効果があるとは・。砂漠などでの農作物栽培に酢の灌水が応用されているとか。そこでは何倍に希釈してどのように与えるという詳しい具体的なことは放映されませんでした。
我が家では今年の今までにない暑さで、毎年順調に夏越ししていたミニバラが次々と枯れ始め、栽培の継続をあきらめ始めているところでした。本当に酢を散布すると植物の耐暑性が高まるなら何とか回復するかもしれない。
淡い期待をもって、早速「植物栽培、酢」というワードで検索をかけたところ、動画や記述がかなりヒットしました。どうやら本当に効果があるようです。
そこで言われていたのは、普通の食用酢を100倍程度に薄めて葉や根元に散布する。根腐れ回復防止には50倍に薄めたものを根元の土に散布するというものでした。どうやらその効果は2020年9月に刊行された現代農業という雑誌に掲載されたもので、それ以来農家では常識とされていたようです。米作りにまで応用されているとか。
あまりの夜の暑さで植物が人で言う熱中症になるようです。葉の裏にある気孔の開閉で水分を蒸発させて調節しているのが夜になると、光合成をおこなわないので閉じてしまい、それで暑くなって根腐れを起こすようです。それを酢の成分が吸収されて、夜でも気孔の開閉を状況に応じて出来るようになって、耐暑性が増すらしいのです。そのほかにも効用があるとか。
そこまで言われているのなら、我が家の弱り始めたミニバラにも効果があるかもしれないと、昨晩、100倍程度で葉面散布し、今朝、もう一度正確に測って葉面散布と土への灌水を行ってみました。これでもし枯れたとしても、もともと弱っていたものですから、復活してくれれば儲けものといういものです。
我が家のミニバラ達はほとんどの品種たちがすでに販売を終了して、2度と入手できないものが多いのです。今、枯れかかっているのがアンドロメダ、旧アラスカ、モンテローザなどです。ほかに枯れたのが先日ご紹介したほかにいくつかあります。
このお酢の散布で猛暑の夏越しが楽にできるようになれば、もう少しミニバラの栽培を続けようかなと思い始めました。以前、名古屋方面にお住いの方でミニバラを沢山栽培されている方が、夏越しで何回も失敗されているようでなぜか判らなかったのですが、その原因が夏の暑さなのだなと今年になって初めてわかりました。
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