東京ー堺ー和歌山
一昨日の11日、早朝起床で10時に東京着、早速新装の東京駅を見物する。多分1世紀前と同様、大勢の人々が駅舎を見入っている。昔も今も東京駅は国の原点の一つであるに違いない。社会人になって最初の3年間、勉強の機会も与えられ青春が一杯詰まっていたT生保の同期OB会のため、11時日本橋のすし屋に行く。100余名が新卒入社し、うち大卒内勤15名、2名が亡くなり生存は13名、今回はたまたま8名しか集まれなかったが、来年4月には熱海に全員が集まることになりそうである。皆、昔の性格のまま、優雅にやっていて喜ばしい。3時に東京を発ち堺の息子宅に一泊、一家4人幸せにやっており大いに癒やされる。翌日、南海電車で和歌山に向かう。市駅前でS君が待ってくれていて、車で終日市内を案内してもらう。実質的には半世紀ぶりの訪問なのでこの上ない懐かしさである。昔の学び舎は殆ど残っておらず、周辺の昔の賑わいも皆無となっているのは淋しい限りである。有名な和歌山ラーメン、確かに旨い。海辺の方は大きく変貌しており、和歌山マリーナシティや名勝・和歌浦を巡り、片男波公園の中の日本庭園や万葉の小路を散策し、健康館の中のレストランで海を眺めながら歓談する。市駅前のホテルに宿泊したが、宿泊4500円、フランス料理セット2000円、朝食無料、デフレもここまできたかという感じである。今日13日は母校・学部創立90周年記念式典、S君が後輩の車で迎えに来てくれる。25年前に学部が市街地から郊外の山の上に移転した時訪ねた事があるが、現在は当時とは様変わりで4学部、学生・教職員合計5300名、絶景の広大な敷地である。式典が1時間、座談会「高商の想い出」が1時間で式は終了。同窓会の発展に貢献したということで感謝状と記念品を授与される。施設は立派になったものの、かって高商・新制大学の先頭を走っていた学力が低下したことに対する、OBからの苦情と激励が交錯する。パーティーが3時に終わるまで先輩・同輩・後輩と交流。今日の主な交遊は次の通り。同窓会長、学長補佐、学部長、安藤名誉教授(93歳)、神戸支部辻事務局長、同南方氏、宮本氏、和歌山支部長、同期生6人、阪神阪急ホテルズ副社長等々。安藤教授より「81,2,3歳で健康検査を怠らず、この年齢帯を突破すれば、90代を論文執筆で謳歌できる」ことを伝授される。伊丹空港経由で帰宅。