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大和撫子日記

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2006.09.29
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カテゴリ:日本

「北井氏:漢字と俳句は記憶力を促すわけですか。本多氏:記憶力を促すだけでなく 脳へのパイプも広げます。死んだ細胞は蘇生しませんが 残った細胞に情報を入れて代償させる。それに俳句は自然を見るので 心もできてくるんです。私たちは心というものを大事にしています。心ができなければ いかにしゃべれるようになっても意味がない。心があるからこそ人間なんです。」(キラキラ星園長の障害児教育より)・・・略・・・脳障害児をあずかっている施設の園長が 漢字教育と格言 カルタ遊び 俳句などを通じて 大脳皮質にもっとも大切な言論空間 つまり 情報空間の条件反射をうえつけようと努力されているさまが見事に語られている。何かの理由で幼いときに 大脳皮質に育つべき条件反射のうち 言葉の条件反射 筋肉などを動かす回路が十分に発達しなかった不幸な子供たちでも 何度も何度も 漢字のパターン認識をいろいろな方法で繰り返しているうちに 数百の漢字を覚えるようになる。もうそうなればしめたものである。いったん 記号空間を投影する回路に条件反射として電流が流れるようになれば それは着実に少しずつ拡大し始める。普通の幼児のように早くはなくても 今まで動かなかった神経細胞が活性化してくるのだ。

・・・略・・・

漢字廃止論者はアルファベット二十数文字さえ覚えれば すらすらと英語やフランス語が読め 理解できるとおもっているのであろうか。英国の普通の高校生だったら一万語くらいの単語は覚えていなくてはなるまい。英語の単語の暗記で苦労するのは 何も日本の生徒ばかりではない。英国やアメリカでも正確なスペルを覚えるために 生徒たちは大変に苦労している。まして大学や大学院の学生ともなれば 正しい単語のスペルを何万も記憶するのはおそれこそ容易なことではない。だからこそ 西欧では大衆の知的水準が低いのである。漢字なら「へん」や「つくり」がそれぞれ意味をもつ象形の組み合わせであるから覚え易い。それを三千字か四千字 つまり三千語か四千語覚えておけば その組み合わせで何十万という熟語が生まれてくる。大学者でも知っている漢字の数は八千ぐらいのものだろう。しかも象形文字はパターン認識からだから 右脳の映像感覚で一瞬に読み取ることができる。アルファベット二十数文字のスペルを羅列した長ったらしいドイツ語の単語など比較にならぬほど有利である。無知な欧米人の中には漢字をすべてアルファベットだと思っている者もいるらしい。「私たちは二十数文字のアルファベットで事が足るのに 日本の子供は可愛そうな」と見当違いのことを得意気にしゃべっている新聞記事をみて おかしくてふき出したことがある。漢字制限も 略字の採用も大脳生理学からいえば 愚の骨頂なのである。人間の右脳のパターン認識能力にはすばらしいものがある

詩的な言語空間の中に投影させ 浮かび上がらせるには まだ現在の大脳生理学では解明できない異次元の情報空間の認識作用がはたらいているのである。大事なことは 俳句には必ず季語があるということである。自然環境が人間に与える さまざまの自然情報 つめり春夏秋冬の季語感をシンボル化し 美的な言語記号に昇華させたものが季語である。日本人が自然音 つまり虫の音や風の音 波の音などを 右脳の非言語脳でなく 左脳の言語脳できく特徴をもつという実験報告はすでに 各方面でいろいろ論議されいるとおりである。それは右脳の美意識や情感をも動かし 左右の脳が共鳴しながら自然音をきいているのである。

著 倉前 盛道 悪の運命学 P172~175より

 

 

 






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最終更新日  2006.09.29 17:09:41



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