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大和撫子日記

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2006.10.12
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カテゴリ:日本

日本は石油が無いと思ったから開戦した?

石油計算の裏話
しかしこれは正しい計算ではなかった。少しオーバーな計算ではなかったかと、その時事務方で試算を担当した高橋健夫氏は自著「油断の幻影」で書いておられる。たいへん興味ある記述なので紹介する。

試算はまず1、陸海軍の石油の手持ち量を計算し、次に2、平時の年々の消耗量を差し引き3、開戦後の作戦所要量を陸海軍別にそれぞれ概算し4、最後に南方からの石油還送見込み量を加えて、二年後三年後の年末手持ち量とするーという簡単な足し算と引き算だが、それが簡単ではなかったというウラ話である。

略・・・仕事にとりかかって、最初に陸軍の石油の備蓄を調べるが、軍事機密ということで調べさせてもらえない。海軍省にいっても同様である。これは対米開戦を検討するための最も重要な資料だからと言ってもきちんとした数字は教えてもらえない。陸軍省の中でお互いに秘密があることも妙だが、こんなことは今でも霞ヶ関で続いている。仕方なく懸命な高橋氏は推定で数字を作った。平時の使用量も推定で書き込んだ。略・・・

そして 御前会議までこの数字が使われた。素人が作った数字が、そのまま全員の判断基礎になってしまったわけだ。御前会議の席上、陸海軍の大臣は企画院が発表した数字を見て「わが省は、本当はもう少し余裕がある。」と知っていたかもしれないが、黙っていた。わが省はまだ余裕があるなどといったら損をする。国益より省益で、敵はアメリカより陸軍であり、海軍である。・・・一般常識では石油がないから開戦したことになっているが本当は石油がないと思ったから開戦したのである。著 日下公人 「人間は何故戦争をするのか」P235~241

日本の敵はアメリカだけではなかった!国益を考えない陸、海省もだったとは・・・。

 

 






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最終更新日  2006.10.12 10:10:24



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