最高法院に生殺与奪の大権・・・ 小殺の時代へ 訳者注
「人権無視がその国家の基本思想と密接に関係していることを正視すべきです。
毛沢東が農村の支配を広げていくとき、農民達に地主を処刑させました。毛沢東自身の言葉では「積年の怨念が貯まっており仕方がない」と記しています。
しかし最近の書物では「中国には大地主などの所有形態が明確でない土地制度があり、殺す側の農民達も1つ間違えば自分が処刑される恐怖を持ってその殴殺に加わった」と記されています。
建国後、裁判制度が出来るまでの30年間は街の中で大衆の眼前で銃殺が行われていました。(もちろん裁判無しで)
その方式や社会主義思想を日本の学者達は当時は無視したり、正しいとさえ言ってきました。・・・
中国の裁判制度が旧態依然というか、人権無視で構成されているのはその機構にあります。この記事のように人命尊重は単なる時間の問題で、やがて解決されるという見方は大きな間違いです。・・・
ところが、今年の1月7日の毎日新聞に「日中関係改善目指して日本が中国の法整備支援へ」と言う記事が報道されています。
中国は法整備が遅れているから日本の改正ノウハウを伝授する、と書かれています。
国民平等でない国家に"平等"の日本の法律が適用出来るのでしょうか。
つまり反論の機会が平等なら、最初に糾弾されるのは、「天安門事件」で学生を殺した党のトップが裁かれるでしょう。」