チベット
映画セブン・イヤーズ・イン・チベットを観たのはずいぶん前である。雄大な自然に感動したのを覚えている。確かその時人民解放軍がチベットに侵略するシーンがあった。私は昔の出来事でであると思っていた・・・しかしそれは現在も続いていた。「独立国家であったチベットは、1949年に口火を切った中国の侵略で、 戦闘によって人命損失の危機にさらされ、続いてすぐに、共産主義イデオロギーと文化大革命(1967- 1976)に代表されるような計画によって、普遍的な自由さえも失ってしまった。しかし、最悪の事態は既に過ぎ去ったかのような誤った認識がまかり通っている。現在でも、チベット固有の国民性、文化、宗教の独自性は、中国によって深刻な脅威にさらされ、翻弄され続けている。中国の占領と弾圧の政策は、チベットの国家としての独立 文化、宗教自然環境の破壊を引き起こし、人々は基本的な人権まで奪われている。再三再四、国際法を犯す中国のこれらの破壊行為は注目はされているが 未だに罰されることなく繰り返されている。1997年にチベットの女性に対する強制手術や人工流産の数は883件と分かっており 1959年3月10日にラサで発生した民族放棄が 弾圧された際には、3日間で10,000~15,000人のチベット人が殺された。他方、人民解放軍チベット軍区政治委員会による1960年の秘密文書によれば、1959年3月~1960年10月までの間に、中央チベットだけで87,000人のチベット人が殺されている。」ダライラマ法王日本代表部事務所よりチベットは中国の領土ではない先日日経新聞に青蔵鉄道の記事が載っていた。しかし中国の侵略行為、現状に対して何も書かれていなかった。記事には中国の開放成果が書かれていた。新聞、TVでチベット侵略はほとんど聞いたことが無い。今の日本では人が殺されたり、医療事故で人が死んだら大事件となる。マスコミがチベットのことに触れない事はおかしいとしか いいようがない。チベット人の人権はどうでもいいのか?南京大虐殺、靖国参拝とカードをだす中国。すばらしい事に「反日教育」まで行っている。この感覚は「すごい」としか いいようがない。日本はまねできない。まず、人の国に文句をいうまえに 自分の国のしていることを みろと 言いたい。 日本政府は 友好などと 言う前に「チベットの人権」に対し問題だというべきである。「中国と友好?」とんでもない。距離をおいて つきあるべき国だと おもうのですが。 さくら