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テーマ:本日の1冊(3696)
カテゴリ:太平洋戦争
こんにちは 今日はちょっと重たいタイトルですが、よろしくお付き合いください
太平洋戦争研究会編の東京裁判の100人という本では、裁判にいたる経過、その様子、100余名にわたるA級戦犯の・・・・(と書いたところで、せっかく今つけたネイルカラーが、はげてしまった)、えっと、そのA級戦犯のプロフィール、連合国側の裁判官の陣容、日米の弁護人などについて、写真付で、詳しく説明しています。 東京裁判の裁判官は、11カ国の戦勝国代表で構成されており、当初は日本の降伏文書に署名した、アメリカ、イギリス、ソ連、中国、オーストラリア、オランダ、フランス、カナダ、ニュージーランドの9カ国で、その後フィリピンとインドの代表が、加わって11カ国になっています。 この裁判、判事も検事もすべて戦勝国から選ばれているので、その裁判の公平さについては、いろいろ論議があるとこですが・・・・・ 裁判長は、反日主義者であった、オーストラリアのウェッブ裁判長。 それと対照的なのが、インドからのパル判事。この人は全員無罪を主張したことで、有名ですね。どこかに確か、この判事が戦後来日したのを記念して、碑がたってたと、思います。(うろ覚えですみません) 興味深いのは、本判決とは別に、11人の判事のなかの5名が、その本判決に反対する意見を提出した、その内容です。 前述のウェッブ裁判長は、最大の責任を問われなければならない天皇が追訴されなかったことをひとつの理由に、被告全員を死刑にすることに反対しています。 自然法による断罪として、フランスのベルナール判事は、当裁判所は、裁判所条例を自ら審査すべきだったとし、侵略戦争は不戦条約によるのではなく、自然法によってさばかれるべきだとしています。 さて、お次はフィリピンのハラニーニャ判事の全員を死刑にしろ!という意見。 その彼の意見というのがものすごい。 刑の宣告は寛大に過ぎ、これでは犯罪防止にも見せしめにもならない、と 強く批判。さらに、 弁護団によって問題提起された原爆投下にたいして、これを擁護し、 アメリカには責任ないと論じた。
私歴史家でも法律家でもないですが、 いいんですか、こんなんで???
お国変わって、ドイツですが、ドイツはニュルンベルク裁判でしたね。 前にも書きましたがナチスの捕虜収容所がフランスにひとつ、ありまして見学いったことあります。 貴重な写真とってきたのですが、どうもここで掲載するのははばかれるので、しませんが、ニュルンベルク裁判のひとつの大きな論点は、この捕虜収容所の件です。 Ernst Klee ; Auschwitz, die NS-Medizin und ihre Opfer という本にナチスの医師団が、捕虜相手にした実験などなどについて、かなり詳しくのっています。もしこの本の日本語訳でてましたら、一度、読むことをおすすめします。
天気が悪くって、外がくらいもんだから、ついつい、書く内容も暗くなってしまいました 今まで結構、お馬鹿なことも書いてるし、プラス、マイナス、ゼロということで、今日はこういう重いのでも、カンベンしてください
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Last updated
2009.01.05 18:47:03
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