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テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:芸術
さて、行ってきました、アンリ・ルソー展。 この間、ちょうどダダイズムやシュールレアリズムについて書いたばっかりなのでぴったりです。 ルソーの絵として有名なのは、中学のときの美術の教科書に載っていた、『眠るジプシー女』でしょうか。 これです(NYモダン美術館蔵) この絵、なんだか中学のときからずっと印象に残ってまして(というのもこのライオンが結局、この女性を食べたのかどうかすごく気になってたので)、実はルソーの絵というと、これとあとジャングルっぽい絵の2枚くらいしか知りませんでした で、なぜテーマ的にぴったりかというと、ルソーはのちのダダイスト、そしてシュールレアリストに影響を与えているからです。 ダダイズムなる言葉の発明者、トリスタン・ツァラはルソーを敬愛していたといいます。 ま、そのくらいの知識しかなかったわけですが、いざ、その美術館へ 美術館は小さいN市にありまして、「こんな小さい美術館にルソーの絵なんかを借りるお金あるのかね?」と首をかしげたくなるような感じです。 でも人は見かけによらず、建物も見かけによらず、とか何とかで、ともかく中へ入ります。 日曜だというのに、殆どお客さんがいません。それに、 「・・・・・・・・・・・・・・????」 なんだかないんですよね、ルソーの絵が。 階段をのぼると、ありました~。正面に飾ってあります。 この絵
私はね~、美術を専門にした人じゃないから詳しくは知らないけど、なんだかあのジプシー女の絵とか、ジャングルの絵を期待してきてたのに、マイナーな絵ばっかで、「あり?」って感じ。 そして。 あとはお子ちゃまの絵ばっかり飾ってます。 でもお子ちゃまの絵の間にロゼッティのこの有名な絵も飾ってあります
そしていきなり宗教画になり、 なんだか多いです、どの美術館いってもこのモティーフの絵
そしてご丁寧にもう一度、ご対面
結婚を非難しただけで、こんなメにあうのですから、口は災いの元、雉も鳴かずば撃たれまい、ヨハネも首を討たれまい・・・・・・・ で、先ほどいいましたお子ちゃまの絵だと思ってたのは、実はお子ちゃまの絵ではなく、きちんとした大人の芸術家の絵だったのですよ。 というのも、この展覧会の趣旨は、ルソーの流れをくむ芸術家っていうのでして、どうりでルソーの絵は4枚しかなかったわけですよ。 あの有名なジプシーの絵もなく、ジャングルもなく。 ルソーの絵はシュールレアリストたちの影響を与えた、といいますがこの展覧会のパネルにあった説明によりますと、今度はその、Primitive Kunst(直訳すると、単純な芸術)の父というわけで、その系統の画家・・・・・・・おなじく単純(?)な画法で絵を描いてる画家の絵を飾ってある、ということのようです。 てっきり子供の絵だとばっかり思ってたよね、私は それにしても単純な画法=子供の描いたような絵ってわけではないだろうにね。 なんだか誤解してません? ってなわけで、ここにはそのお子ちゃま画家、じゃない、いっぱしの芸術家の描いた絵のなかから、まあまあ面白いと思えた絵をいくつか紹介します。 あとの絵は、皆様のご家庭のお子様が描かれた絵とどっこいどっこいですから載せません。 ↑とは、これまた芸術家に対し、なんという侮辱
どうもブラックなのが流行り?
あらまあ、現国のO先生がこんなところに~!! まあ、それはそれなりに面白かったですが、ルソーの有名な絵ばっかりを期待して来てたばっかりにちょっとガッカリでした こんな小さな市の小さな美術館にあんな高い絵を展示できるわけないじゃんって、いわれてみればそのとおり。 最近、美術ネタが多かったですが、どうもスミマセン、こうみえても芸術とか好きなもので・・・・・・・・・・
クイズ 先ほど出てきた洗礼者ヨハネですが、この首を所望したある女性、この女性の名を題としてある有名作家が後に本を書いています。 さてその本の名と、その作家名は? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.05 08:47:58
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