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カテゴリ:飲食百態
秋の味覚に「ギンナン」と答える人はどのくらいいるだろう。少なくとも、子どもの頃は大した存在感もなかったこの食材を、大人になってから好きになったのは僕だけではあるまい。
最近じゃイチョウの木も少なくなって、町中でギンナンを拾うことのできる場所が少なくなっているので、ことさら価値観も高まっている。イチョウ減少の理由に、ギンナンの臭いがあるらしいが、臭いを嫌うのは人間だけじゃなくて、サルやネズミもまたぐというほど。そんな嫌われ者でも、酒の肴には最高だ。 行き着けの居酒屋Sで、ほろ苦くも味わい深い黄金の粒をいただく。これを食べないサルやネズミの気が知れない。酒の進むこと進むこと。 おかげで、帰宅する頃には「すんげえ酒臭い」と非難される状況に。後にも先にも、ギンナンに臭いはツキモノである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.12 14:56:03
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