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カテゴリ:飲食百態
焼き魚は好きだけど、玉子焼きはあまり好きじゃない。子どもの頃からそうだった。玉子の親の焼き鳥の方に軍配が上がる。
よく考えてみると、魚卵もそれほど好きじゃない。寿司屋でイクラを好んで頼むことはない。その親の鮭の方が好きだ。 「焼き鳥食べましょう」と、肝っ玉Mちゃんに誘われ、夜のチマタに向かったが、あいにく焼き鳥屋さんはどこも店仕舞い。まちで1番人気の居酒屋Sに腰を落ち着けた。 この店はメニューが豊富で、どの料理にも必ずひと手間かけている。おそらく、「失敗した」と思わせるものがない。それなのに、Mちゃんは「玉子焼きが食べたい」とぬかす。乗り気じゃないけど、たまには食べてみるか。ちょこっとひと摘みして、後は日本酒とアン肝でゆっくりやればいい。 出てきた玉子焼きは、こんな感じ。 玉子焼きの中に挟んであるのは、大葉とタラコ。鳥の卵と魚の卵という、僕にとってそれほど重要視しないコンビが一際彩り鮮やかに箸の到着を待っている。口に運ぶと、思わぬ美味しさと遭遇。日本酒にも合う。 ああ、失敗した。もっと以前から、この玉子焼きを食べておくべきだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.31 15:13:28
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