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カテゴリ:飲食百態
地元に戻った同級生M君が、得意気に携帯の受信メールを見せてきた。
「あなたと運命的な出会いができました。またお店に来てね」… 昨夜、とあるスナックに1人で乗り込み、そこのお姉さんとメルアド交換したらしい。それがうれしくて、1日中はしゃいでいたそうだ。バツ1で彼女募集中のM君にとって、この20歳そこそこのお姉さんはマリア様のような存在になった。で、「これからいっしょに行こうよ」と、僕に礼拝を持ちかける。 ところが、その店はちょいと危ないスジの店なのだ。それをM君に伝えると、いきなり落ち込んでしまった。「ああ、そんな店には行けないな」。 大体、いい歳したオヤジが、その程度のメールで喜んでいること自体ばかばかしい。振り込めサギに遭っている人と、さほど変わらない神経構造なのだ、M君は。 気を取り直すべく、数軒の飲み屋さんを回るお遍路と化した僕らだったが、M君がいたく気に入ったのは居酒屋Sのドジョウのから揚げだった。 「こんなドジョウ料理、食べたことがない」と、目を丸くしている。で、「ああ、今度○×子ちゃんと食べに来よう」と、例のお姉さんが相変わらず頭から離れない、高齢者級精神構造のM君である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.07 06:56:39
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