|
カテゴリ:飲食百態
こんな信州の片田舎でも、飲食店のネーミングは「○○食堂」とか「××屋」という清く正しい旋律から脱している。一昔前なら「ふざけてる」で一蹴されてしまうような名前が、今や主流。その分、清く正しい店名が逆に新鮮な響きをもつダブルスタンダード的な要素をあぶりだしている。
隣町の洋食屋さんは、「とってもお腹が空いたなあ」という消費者の気持ちをそのまま店名にしている。開店したばかりの頃は、その店名に嫌悪感さえ感じたが、今では心地よい響きとして僕を包み込んでいる。カツ関連のメニューは、この地域を代表する美味しさだ。昼食をいっしょにとった後輩A君は、「ここのカツ丼食べたら、ほかの店には行けませんね」と太鼓判を押している。 どんな名前であろうと、店の味がスタンダードを生むという当たり前な法則を再確認させられる。いつか自分が飲食店を構えることがあったら、「あー食った食った」という店名もいいなと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.14 11:43:59
コメント(0) | コメントを書く |
|