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カテゴリ:飲食百態
江戸っ子は、脂っぽい魚を嫌ったという。マグロのトロなんか猫の餌。カツオは脂の少ない初ガツオを食べ、戻りガツオには目を向けない。サンマなんて煙ばかり出る野暮な魚だと思っていたらしい。それが、江戸っ子の生き様だったようだ。
そんな話を本で読んだのだが、江戸っ子じゃなくて本当に良かったと思っている。 だって、こんなに脂の乗ったサンマの刺身、不味いワケがない。 同級生のM君と居酒屋Sで生ビールを飲んでいたのだが、このメニューを注文してからあわてて日本酒に切り替えた。 その後、なりふり構わず肴を注文するM君が、「おっ、このメニュー面白そうだよ」と、こんな一品を追加した。 江戸っ子じゃないが、サンマの後にウインナーでは脂の取り過ぎでしょ。しかも50cmはあろうかというハイカロリー食品。 「それでもさ、美味しいよこれ」というM君の言葉に一口食べてみた僕は、せっかく日本酒に切り替えたばかりだったのにも関わらず、再度生ビールを注文するに至ってしまった。食べ物よりも、飲み物に対する執念が脂っぽいと反省した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.30 05:53:04
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