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カテゴリ:飲食百態
世の中、行き過ぎた接客が多いと思う。おそらく、ファミレスやコンビニの型にはまった「ごあいさつ」に影響されてのことかと思うのだが、それが街中家族経営一般飲食店にまで及ぶと、あまりのアンバランスさに、せっかくの接客が絶客につながらないかと心配してしまうのである。
後輩A君が、「面白い接客ボーイがいるので、一目見てください」と、隣町に案内してくれた。「接客」というので、レストランか何かと思ったのだが、着いたところは蕎麦屋だった。 はてさて、どんな接客かと思いきや、実にしつこいのだ。「いらっしゃいませー」という男とも女ともつかない声で迎えていただいた後は、「失礼いたしますー。お決まりになりましたらお呼びくださいませー」から始まって、メニューの説明からお茶のサービス、そば湯、食後のお茶のサービス、そして「それでは、またのご来店をお待ち申し上げておりますー」で見送られるまで、3分と間をおかないストーカー並みの接客なのだ。 なので、せっかくの「更科蕎麦大盛り」を、ほとんど味わうことなく帰ってきたのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.07 20:54:54
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