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カテゴリ:釣り道具百態
釣りは、一昔前まで盛んに言われていた「レジャー」の一種。高度経済成長の道端に堂々と咲き始めた庶民の楽しみで、「例え経済状況が悪くなろうとも、そんなこと関係なく釣りに行くし」などと自分では思っていたのだが、昨年の大震災と製造業の海外シフトなどの影響が、まさか自分の身の回りに押し寄せてこようとは予想できなかった。というか、予想もしたくなかった。
僕が大好きな「ウエダ」というロッドメーカーは、原材料から製造まで唯一「made in japan」を通していたのだが、その原材料の国内確保が難しくなって、遂には会社解散という道を選んでしまったのだ。今後は、シナの国とかアラーの国、アミーゴの国々産が幅を利かせるのか。いずれにせよ残念無念。ほしいロッドがたくさんあったのに。 で、何となく故障から復帰したばかりのパソコンで「売れ残り」を検索してみると、「在庫なし」「売り切れ」ばかり。駆け込み需要が横行している。それでなくても商品は少ないし、納品が遅れていたメーカだけに、ウエダのロッドをほしがる釣り人はたくさんいるようだ。 と、「定価」や「20%off」で殿様商売をしている釣具屋の中に、「在庫限り50%off」に踏み切る釣具屋を発見。僕は、世の中の動きにあえて逆らうような商売人が大好きだ。敬意を表し、さっそく購入。 いい買い物をしたと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.09.06 16:49:55
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